うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか
皆さん平日は何時に起きて、何時に朝食をとって、何時に出勤しますか。
職業、家族構成などによってさまざまだと思いますが、朝食前の時間はどれくらいあるでしょうか。
私は、数年前に「うまくいっている人は朝食前にいった何をしているのか~スターバックスCEOが毎朝4:30に起きる理由」という本を読んで朝食前の時間の使い方が大きく変化しました。仕事柄夜が遅くなることも多く、以前は遅い時間に寝て、朝出勤時間ギリギリに起きて、急いで出勤する。そのような生活を送っていました。いろいろやりたいことはあるけれども、なかなかまとまった時間が取れない。そんな悩みを抱えているときに、上記の本に出会いました。
現在は早い日には5:00、遅くとも6:00までには起床します。そして前日に準備した朝食を持参して出勤します。7:00からの病棟の回診まで、デスクで一般書を読んだり、医学書を読んだり、論文を読んだりします。回診が終わった後、朝食をとります。そのような生活をしています。
このような生活をするようになって新しい発見・気づきがたくさんありました。以下にいくつか挙げてみたいと思います。
①早朝はとても静かで集中できる。
朝早い時間の職場のデスクはとても静かです。人が少ないというか、ほとんどいないので静かな環境で集中して作業をすることができます。夜の時間はどうしても誘惑が多く、また日中の仕事が何時に終わるかも読みづらく、どの程度まとまった時間が確保できるか分からないことが多いです。朝の時間は頭の中もクリアだし、まとまった時間が確保できるのが魅力です。
②心に余裕が生まれ、穏やかに過ごすことができる。
朝に誰にも邪魔されずに、自分だけの時間を過ごすことによって、自分の成長のためにいい時間の使い方をしたなとポジティブな気持ちになります。夜に何かをやろうと思っていて、いろいろな事情でそれができないと、「あー、今日もできなかったな。」とネガティブな気持ちになると思います。朝に大事なことをこなすことで、一日余裕をもって、穏やかな気持ちで過ごすことができると思います。
③人と時間をずらすことでスムーズに仕事に入れる。
7:00からの病棟の回診は早いほうだと思います。まだ同僚は出勤していないので、病棟でゆっくりパソコンを使えます。そして、夜勤のスタッフから患者さんの様子を詳しく聞いて、その日の指示を余裕も持って出すことができます。これが1時間遅くなると、パソコンは混んでいるし、夜勤のスタッフもいろいろな人から指示が飛んでくるし、ゆっくり話をすることができません。人と少し時間をずらすことで、スムーズに仕事に入ることができます。
皆さん朝食前に、自分のための自由な時間を過ごしたくなりましたか?
急に早起きするのは難しいし、体にも負担がかかると思いますので、まずは普段より30分早く起きてみてはいかがでしょうか。ほんの30分、されど30分。今までとは少し違った一日になると思いますよ!