画像生成AIに奪われる仕事について(1)
こんばんは、今日もお疲れさまです。
昨今のニュースから、中国でイラストレーターが画像生成AIに仕事を奪われるとゆう旨の報道がありました。
(「仕事をAIに奪われた」との口上ではありますが、実際のところそんな単純な話ではないとは思います。)
その報道を視て、わたしはシンプルに2点思うところあったので、今回はそのうちの1点について記したいと思います。
(もう1点は次回に記したいと思います。)
(その1)イラストレーターはAIに仕事を奪われるのか?
たとえば、わたしが企業側として考えた場合、より安価で迅速な利点があるとするならば、「画像生成AIを利用したいかも!」とシンプルに思うかもしれません。
AI(機械)は文句を言わないし、ストライキや争議を起こさないことも理由に上がるかもしれません。
ただ以上のことは、現在、比較的一般的に言われていることで、わたしがさらに思うことは次のようなことです。
報道においては、とあるゲーム会社がゲーム中に使用するイラストについて、それまで人間のクリエイターに発注していたところ、AIを代わりに使い始めたとのことです。
それで、そのイラストを見るに宇宙船やら戦闘ロボット(パワースーツ?)などが映し出されていました。
ゲームや漫画、アニメで多用されるものは、美少女や宇宙船、戦闘ロボット、宇宙や異世界の背景、はたまた学園もの作品などの男女のキャラクターなどがあろうかと思います。
AIはこれらの「どこかで見たような」様々な既成の画像をデータベースとして、画像生成しているのだと思います。
もし、これらの「どこかで見たような」既成の画像がこの世に存在しなかったと仮定するならば、
つまり、過去にクリエイターなるものがこの世に存在せず、その成果物も元から存在としなかったとしたら、たぶん画像生成AIはイラスト(画像)を作製することはできないと思います。
その一方で、AIではなく、人のイラストレーターに発注したとします。
求められるイラストが、もし「美少女キャラクター」「戦闘ロボット」「かっこいいメカ」など、やはり「どこかで見たようなキャラクター」「どこかで見たような画像」だとするならば、やはりイラストレーターは、クライアントの望みに答えるため「どこかで見たようなキャラクター」「どこかで見たような画像」を作成することになります。
AIが既成のイラストを参照するように、人のイラストレーターも多分に過去の様々な作品、漫画、アニメ、イラストを参照しているものと思われます。
とゆうよりも、そもそも世にあるイラストレーターはプロ、アマ問わず、やはり自分が好きだった様々な過去の創作物に影響されるものと思われます。
子供のときや、あるいはプロであったとしても、練習や趣味で既成の作品を模倣して描いているのではなかろうか。
「インスパイアされた」ですとか「オマージュ」、「模倣」とかの言も見受けられることもあります。
つまり、人であっても過去作を学習する点においては、AIと似た工程をたどる一面もあるような気がします。
それがもっともよく反映される対象物は、報道動画のなかにあるような「どこかで見たようなキャラクター」「どこかで見たような画像」であるものと考えます。
求められるイラスト(成果物)が「どこかで見たようなキャラクター」「どこかで見たような画像」である限り、AIに仕事を奪われる可能性は必然的に高くなるものと思う次第でした。
※上記イラストは、わたしが、ある作業の過程で画像生成AIに作ってもらったものです。当記事とは無関係。
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