
画像生成AIを使ってみた:小説の挿絵(1例)(1)
こんばんわ、今週もお疲れさまです。
今回は、noteに掲載した記事(創作小説)の挿絵に、実際に画像生成AIを使用してみたので、それを紹介したいと思います。
今回の例:上記の小説の挿絵(扉絵)を作製。

上記図1は、小説冒頭の風景画面作製のためAIに作ってもらった背景(下絵)(一部モザイクをかけています)。
小説の記述にあるオブジェクト「凱旋門」を念頭に置き、「凱旋門」とゆう言葉をそのままプロンプトに反映してみました(他に表現が思いつかなかったため。実験的に)。
AIによる生成画像の採用候補はすべて画像検索などにかけて(著作権なども考慮のうえ)類似画像の調査をします(画像検索すればいいとゆうわけでもないのですが)。
図1の画像は素晴らしいできだったのですが、調査の結果、フランスに実際に存在する凱旋門(の写真)とほとんど似ていたので、このままの使用はやめることにしました。
(どこまで大丈夫かについては、実際のところ分からないのですが、とにかく「既存のものと同じもの」は極力使用しないことを基本と考えます)。
当オブジェクト(凱旋門)については、この世のどこにも存在しないものを描くために、リテイクを実施。調整する。

いくつか候補を得て、イメージに近い小説上のオブジェクト(「凱旋門」)ができる(図2)。これはAIにやってもらう。
とても素晴らしい出来。矮星ラゴの表現が小説のイメージにぴったりで嬉しい。

登場人物(主人公)を入れるため、右側のキャンバスを延長する(キャンバスサイズの右側:横幅を拡大)。単に拡大にするだけでなく、元絵に合わせて拡大追加の作業を実施。これもAIにやってもらう。
拡大後、画像内のオブジェクトの位置を手作業で調整する。
小説内の「姉の月イーエッサイと妹の月レム」を表現するために画像内には2個の月が欲しかった。丁度よく2個の月を得られる。
しかし、人物が入る部分を考慮して右側の月を移動(これは実際に登場人物を入れ込んで、見ながら手作業で調整した)。

図4が調整済みの背景。

図5は手前にある手書きの人物画像(主人公のミーシャ)(これは手書きではなく作者がオリジナルで作製したもの)。
白い更紗《さらさ》は半透明の生地による衣装を意識した。よく見るとうっすらと身体の輪郭があって(えっちいのだが)、そこはぎりぎりOKと思えるよう透明度を調整しています。背景に入れ込むとそこがほとんど気づかないほどになる(逆に効果が少し薄れて残念)。
更紗は半透明だが、モンステラの葉の模様をエンボスっぽく入れてみました。

図4の背景に図5の人物を入れて完成(図6)。
留意点は、衣類の更紗を半透明の生地にしているので、うっすらと背景を透かして見えるようにする点でした。
全体にガウスぼかしを弱くかけて、背景と手前の人物画像を馴染ませるよう心掛けてみました。それでも、AIの絵のほうができがいいので、登場人物が少し浮いてしまうのは、ご愛敬であります。
※次回ももう1例紹介いたします。