(第11回)公営住宅入居要件や入居方法について
こんにちは
今回は、前回にお話しした公営住宅住宅について入居要件や入居方法についてお話ししたいと思います。
公営住宅については、都道府県が運営する住宅と、お住まいの区市町村が運営する住宅がお住まいの地域に混在している事が多いです。
入居要件や応募方法については各自治体によって異なり、全国一律ではありません。
入居募集は年に数回行う事が多いです。都道府県営住宅で年数回、区市町村営住宅で年数回、それぞれ合わせた回数が一年で応募できることになります。
応募方法には大まかに
・抽選方式(応募した人にそれぞれ抽選番号を割り当て、抽選によって当選した人が入居審査を経て入居する)
・点数型(収入の程度や家族構成、障害の有無、現在の住居の環境等を住宅困窮度として点数化し、応募してきた人の中で点数が高い世帯から入居を決定する)
この2通りが行われる事が多いです。
自治体によっては○月は抽選方式、○月は点数型と分けて募集しているところもあります。
それぞれの募集要件や応募方法等については詳細はお住まいの「○○県営住宅」や「○○市営住宅」というワードで検索すると自治体のHPなどで調べることができると思います。
今回は個人的に知っている、東京都が営む都営住宅の抽選方式を取り上げて紹介したいと思います。他の自治体の公営住宅も都営住宅と大まかに似たような条件になると思いますので公営住宅のイメージを掴むための一例として参考にしてください。
都営住宅の入居要件については複数あり、下記のとおりです。
・入居しようとする家族が現在一緒に住んでいること。(婚約しており、入居までに結婚する等の一定の条件があれば別々に住んでいても応募可能)
・単身の場合は現在単身暮らしで配偶者がおらず、都内に3年以上在住しており、60歳以上であること。(身体障害手帳を持っている場合は1〜4級であれば60歳以下でも可)
・持ち家がない事
・暴力団員でないこと
・年間の所得が一定基準以下であること(障害年金は所得には当てはまらない)
※以下の金額は、世帯の中に障害者がいる場合の「特別区分」で記載しています。通常区分とは異なるのでご注意ください。
1人…0円〜256万8千円
2人…0円〜294万8千円
3人…0円〜332万8千円
4人…0円〜370万8千円
5人…0円〜408万8千円
6人…0円〜446万8千円
となります。
ご自分の所得の確認方法としては源泉徴収票や役所で取得できる課税証明書や確定申告の控えなどに「控除後の所得金額」と記載されている金額で確認できます。
上記の要件を満たす人が都営住宅の応募資格を要することになります。
応募から入居までのスケジュールとしては
応募→1ヶ月後くらいに抽選→当選→応募から3〜4ヶ月くらいで入居審査→合格→応募から6ヶ月〜1年くらいで入居(下見は入居の1ヶ月くらい前に行う)
という感じです。
今回は入居右要件や入居方法などについてお話ししました。
次回は抽選方式等での応募時の注意点や住宅選びのポイントなどをお伝えしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。