(第12回)公営住宅入居に応募する歳のポイント
こんにちは
今回は公営住宅入居の応募をする際のポイントをお伝えしたいと思います。
これをお伝えする理由は、公営住宅への入居は競争率が激しく、住宅選びが入居の可否に大きく影響するからです。
どういうことかというと、例えば抽選方式の場合、当選しないと住宅に入居はできないのですが、抽選の倍率は平均して2〜30倍と言われています。
希望した住宅によっては100倍を超えることもあります。
これだけの倍率があると、応募して一発で受かるかというと難しいと思います。10年単位で応募し続けて一度も当たらない。という方も往々にして存在します。
だから、公営住宅というものがあるのを知ってはいても、いざ利用しようとしたら簡単に入れるものではなかった。という事がないように応募する時のポイントを知っておいた方がいいと思ってこの記事を書いています。
ちなみにですが、公営住宅には応募して当選しても実際に入居するまでには半年〜1年先になることも知っておいた方がいいと思います。
前置きが長くなっていつも申し訳ありません。
前回も記載したように都営住宅の抽選方式の募集におけるポイントを箇条書きで紹介します。
とにかくどこでもいいから入れればいいという人は
・駅から離れた交通の便があまり良くない住宅を選ぶ
・築年数の古い住宅を選ぶ
・改良住宅(住宅の近辺が木造住宅の多い地域にある住宅の事。住宅自体は他の住宅と変わりません。)や事故住宅を選ぶ
・募集概要記載の住宅一覧から、過去の抽選倍率が低い住宅を選ぶ
・募集戸数が多い住宅を選ぶ
・障害者がいる世帯の場合に抽選倍率の融通を受けられる住宅を選ぶ(単身世帯の場合は抽選倍率の優遇はありません)
究極的に言えば上記のポイントを押さえるとだいぶ当選を見込む事ができます。
ただし…いくら当たりやすいといっても、例えば築40年で低階層のエレベーターがなく、最寄りの駅に行くまで30分はかかる、というような住宅は流石に相当暮らしにくいと思います。
なので、上記のポイントから妥協できる点、妥協できない点を取捨選択しながら住宅を選ぶのがポイントになってくると思います。
その中で個人的な観点から住宅を選ぶとしたら以下の点で選ぶのが現実的なラインなのかなと思います。
・建設年度が平成以降の住宅(住宅ないの段差がある程度解消されていると思われる。)
・最寄り駅から徒歩10分以内(視覚障害があると徒歩時間が増えると考えた方がいいです。)
・エレベーターのある住宅
・改良住宅または事故住宅(事故住宅は避けたいと思いますが、正直なところ、通常の住宅でも以前住んでいた家族より前に住んでいた人が亡くなっている場合もあるので潜在的事故住宅も存在していると考えた方がいいです。)
・世帯の場合は抽選優遇が受けられる住宅を選ぶ
あたりがポイントになるのかなと思います。
あとは住宅の存在する区市町村によっても倍率の差がだいぶ現れるのでこれはもう募集概要の冊子やHPと睨めっこしながら選ぶ住宅を検討していくことになると思います。
世帯持ちの方はもっと究極的に言えば、「随時募集」という区分の募集方式があり、抽選方式などで普段募集しても応募がないような住宅を対象とした住宅募集もあります。こちらは申請すればほぼ入れると考えていいです。
ただし、場所が町田市や立川市、八王子あたりなどの離れた地域で、駅までの距離が遠かったりしますので注意してください。
今回の投稿は以上になります。
公営住宅、家賃は安いけど入りたくてもこれじゃ全然入れないじゃん、とお思いになったかもしれません。
なかなか難しいところだとは思います。個人的には選択肢の一つとして頭の片隅に入れておくといいのかなと思っています。
こういったポイントを知っておくと、やりようは色々あるとは思うのでぜひ参考にしてください。