Rana誕2023所感
はじめましての方ははじめまして、平面です。
この記事では、つい最近 #Rana生誕祭2023 にて投稿した作品についてのお話をしていこうかと思います。
0.私は誰?
前々の記事とかTwitter(死語)とか動画とかをご覧になっている方はご存知かと思いますが、私は平面という者でして、ボーカロイドプロデューサーをやっている者です。ボカロP歴はなんと9年弱、初投稿から考えたら5年半弱くらいですね。そんなこんな、人生の半分弱(うそ、4割強くらい?)をボカロと共に歩んできた訳です、何書いてんですかね、迷走中です。
最近は色んな意味で忙しくて、ここ数年のボカロPとしての活動というか投稿は所持ボカロ「Rana」ちゃんの誕生日をお祝いするタイミングでしか上げてないのです。うん。
今年も案の定Ranaの誕生日の9月9日に動画を、平面史上初の2作品投稿という快挙?に乗りました。
※私自身の自己紹介はいずれ出します。
1.今回投稿した作品たち
さて本題。今年のらな誕で出した作品を先にご紹介します。
まずは先の時間に出したオリジナル曲「ハッピーエンド主義」
動画説明のProduitとかVoixとかフランス語です。フラ語なのはノリです。
続いて出したカバー曲「脳内革命ガール」
内容自体は2媒体で同じなので、お好きな方でご覧ください。
この記事では、なんで2作品も出したの?や、曲の思い入れについてお話します。
ちなみに、らな誕なので基本的にボーカルはRana(ちなみにRana V3)、ハピエンは色んな背景があるので、鏡音リン・レン(V4X)とKAITO(KAITO V3)が参戦しています。動画は全部私、イラストは絵師さんに依頼、という感じです。
2.なんで2作品出したの?
綺麗に完結させるなら、平面史上初めての試みだから。
…ごめんなさい嘘です。
つまるところ今年3月の就活真っ只中の平面が、某企業へのエントリー資料で提出したのが、「ハッピーエンド主義」です。
ハピエン主義(略して呼んでます)は聞いて頂いた方はわかるかもですが、「平面Pの描く哲学論」そのものなのです。哲学論は過去作「Pray」「Just alone」に続いた第三次哲学論と呼んでいます。これは後で書きます。脱線してた。
んで私を知ってもらうには、自分の哲学論をぶつけるのが一番かなーという理由で、当時書きかけ未公開であったハピエン主義を提出しました。
就活が終わってから音源と動画とかのリメイクとかして、まずボカコレに出そうと思っていました。ボカコレは大学関連の用事で予定が嚙み合わなく見合わせになりましたが。
そもそも過去作同様7月に投稿したかったのですけど、なんだかんだ大学が忙しくて…(アニメとかライブ映像とか見続ける過去しか思い浮かばない)んで先延ばしになり続けていたわけです。ごめん。
去年9月のらな誕で地獄を見た(ヒント:パソコンにいたらな誕用のデータがピンポイントで飛ぶ)とか色んな背景があって、去年のらな誕が終わってからすぐに、「来年(2023年)のらな誕は脳内革命ガールにしよう!」と心に決めたわけです。
脳内革命ガールはそんなこんなで早い段階から準備が進んでいて、らな誕投稿決定してました。
このままだとハピエン主義すっ飛ばして脳内革命ガールでいいじゃん、となるじゃん?分かる。だけど出来上がった順に投稿主義の平面には許されなかったのである、つまり投稿順はハピエン主義の方が早いと、それ以外許さないと。
という訳で、先延ばしにしていたハピエン主義を脳内革命ガールと同時進行で進まざるを得なくなりました。
しかしなんとかなるでしょ主義の平面は8月はあまり動いておらず(火事場の馬鹿力で今までなんとかしてきた)、9月初旬に旅行に行ってて(別の記事に書きます)4日間動けなくて、まじで終わんの…?という瀬戸際だったので、今回イラストを描いて頂いた絵師さん方には直前のご説明になったこと、大変申し訳なく思っております。まじでごめん。
この章を簡潔に言うと、「先に出来た楽曲を後回しに投稿したくなかったから」これです。
3.脳内革命ガールについて
さて作品に触れていこうかと思います。
この流れは完全にハピエン主義の方が前に出すべきだと思いますが、オリ曲かつ哲学論(なので一次創作にがっつり絡んでいる)、ということを鑑みるに絶対長くなるので、まずこちらについて触れていこうかと思います。
絵師さんは皆見 成海 大先生です。平面の楽曲では一番お世話になっている絵師さんですね。
(本当はTwitterのアカウントのリンクにしたかったのだけど、それだと長くなってしまったので、作品を紹介して頂いたリンクにしました)
原曲はほとんど白黒でしたが、髪と目だけ塗ってるとそこが際立つよね、という背景から、こんな感じのイラストを依頼しました。また原曲の赤い雫もいい感じに表現をお願いしました。
クソ雑ラフ資料であったのにも関わらず、めっちゃいい味の出たらなに仕上げて頂きました。まじですごい。
Rana界隈で、あんなゲス顔するらなちゃんあんまり見ない(当社比)ので新鮮で良いと思いました!!!!!!!!!!なのでゲス顔も依頼しました。
また原曲の動画はほとんど静止画であったので、あまり動かさない方が忠実になるかな…?という考えで動画構成を考えました。(決してネタがなかったとかそういうことではない)
(ハモリも調教もミックスもクソむずでした)
ちなみにラスサビ「泣き濡れて染みになって、」文字が動画内から出てしまっていますが、満身創痍の平面が今更フォントの大きさ調整無理!!となった結果です。オーバーな気持ちが字にも出てていいですね~~~!!!
あ、ちなみにブヨに刺されたかも、という話を動画説明欄でしたかと思いますが、そこまで腫れてないのでブヨではないのかも。でも蚊ではなさそうなのでやっぱりブヨかも。赤くなってる部分が日に日に赤黒く?なっているので、一瞬火傷か殴られた跡か…みたいな感じ。
ちなみに皮膚が二箇所に割れてるのだけど、二箇所刺されたのか別の生き物なのか……痛みというか痒みなので、真相は藪の中……。
4.ハッピーエンド主義について
※ハピエン主義は絶対に長くなります
絵師さんは七瀬ねこ 大先生です。哲学論シリーズに欠かせない絵師さんです。
また今回の背景画については説明がかなり難しい感じ(後述)なので、私平面、別名立面が描きました。(今現在ついったくんが不調かクソ仕様なのでユザネをいじるとアカウントロック無間地獄という話なので迂闊に名前を変更できない立面さん)
さてここで書くのはほとんどが歌詞についてです。平面の「Unilateral」以外は100%作詞から入ります。
ちなみにハピエン主義に着手したのは2020年、今から3年前のことです。日が昇って落ちていく、そんな日常の中で、一定時間が経てば哲学が生まれるのです。多分。Just aloneよりも歌詞練っているので、時間がめちゃめちゃかかりました。
そういえば忘れていましたが、別垢側面には「Just alone」発表時のメモが出てきたので、一応出しておきます。(がっつり推しの名前出してて面白すぎて笑ってる)
歌詞については以下に出しておいたので、そちらも参考に(みんな大好きルビありです)(タグでRanaから登録したのにジャケットがリンになってますが、まあリンもサブポジションなのでいいでしょう)
第一次哲学論「Pray」はこちら
第二次哲学論「Just alone」はこちら
歌詞は上記のピアプロのリンクから行けると思います。
Ⅰ.1番Aメロ
なんか悲壮感というか、荒廃したというか、なんかそんな感じの背景を浮かべていました。一輪の花、これでスイセンです。ただ一人、生きているみたいな…?
ちなみにこのテキストまるまる、AdobeのFireflyに与えると、こんな出力をくれます。
分かりづらいかもでしが、個人的めちゃめちゃ理想です。まさしくこんな感じを思い浮かべてました。月、ていうワードは入れていないのに、分かってくれてて嬉しい…!でも一輪て書いてるのに複数のスイセンをくれる…。AIの進歩に期待できそうですね、知らんけど(魔法の言葉)
この出力と自分の頭の中の構想を入れて、また時間が無くてほぼワンドロ状態の背景画を動画に使用しています。拙いのでここでは出せませんが!!!
ここは私の推しの話です。青年が二人、生き方が分かれてるのに、同じ声優なんです!!!!!!!!(全く別の作品)ここに捉われず、よく哲学論シリーズには推しが出てきます。Just aloneの2番以降は顕著でしょう(上記のツイを見れば自明)。
この間のドラムパート+動画はJust aloneのオマージュでした。
Ⅱ.1番Bメロ
特に話すことはありません。その文字のその通り。若干古文風を取り入れてます。
Ⅲ.1番サビ
ハピエン主義の山場です。ハッピーエンド主義、その通りの考えですね。個人的にはここはサビです。サビ。
しかしルビが無いとなかなか分からない。ルビは動画とピアプロのリンクにあるよ。
夏目漱石の「月がきれいですね」になぞらえた歌詞です。
Ⅳ.Cメロ
あまり見ないであろう追っかけパートです。一フレーズごとに追っかけています。不協和音にならないようコード進行にも気を配りつつ。
最初はこのつもりで書いていないのですけれど、主にハピエン主義には「自分の特別枠にいる創作キャラの生きる様」をさっきのサビ以降描いています。絶対に曲げることのできない「運命」をいかようにして抗って生きるのか、これが平面ワールドの軸になっています。その中でこのハピエン主義は、「一人一人の人生を××の価値観から表してどうして生きるのか、その生き方はどうなっているか」というお話です。
なのでこの部分も、フレーズごとに創作キャラの生きる事についての話になっています。片方はJust aloneにも出てきて別垢「側面」のアイコンのキャラクター、もう片方は未だ出てきていません、がいずれ出てきます。
Ⅴ.2番Aメロ
これもそうです。側面のアカウントで結構前に上げたキャラクターのお話です。個人的乙女ゲームポジション。ボーカルはリン。
この「二人ぼっちが世界創られ」の部分、二人ぼっちの世界が形創られ、みたいな歌詞にしたかったのですけど文字数が合わないので、無理やりルビに押し込めました。
4人合唱「あ~あ~あ~あ~」はPrayのオマージュです。
Ⅵ.2番Dメロ
終わりということを意識するとこうなるよね、ていう話です。この部分はJust aloneにも出てくるあの男の子の話です。自分(じぶん)と自分(あたし)の対比、建前と本音、みたいな感じ。
Ⅶ.2番サビ
そこそこの山です。歌詞の言葉の通りです。この歌詞を語っているのはJust aloneでも身体は違えど登場し、〇面のアイコンの馴染みが深いであろう、、、
歌詞は煌びやかなんだけどね。
この歌詞を書いている当時の別垢ツイ↓
この状況?動画にした時の背景をずっと前から考えていて、理想としては、「廃屋(参考:1番Aメロ)の中で窓(窓がある前提)から月の光が部屋の中にピンポイントで届いている」「サビでは依頼したイラストを絶対使いたいので、そのキャラに合った感じが子供部屋」というそこそこ難しい感じでした。
子供部屋は、あつもりとかトモコレとかの、青い壁紙の子供(どちらかていうと男児)部屋を想定していて、おもちゃ箱とか描きたかったのだけど修羅場にいる立面はそんな気配りが出来ませんでした!!!!
動画内で、キャラとの大きさ調整のため全部出せなかったので、ここで供養。窓が左上にあるのわかります?????壁に雲があるの分かります???ほんとはここに飛行機足す予定だったんです!!!!!左の床にはおもちゃ箱置く予定だったんです!!!!!!!!けど修羅場すぎて忘れてた。
んでいい感じに1番Aメロの月が登場、してお話はこの哲学論シリーズ主人公の彼女に視点が移る……。
Ⅷ.3番Aメロ
伏線回収です!!!!!!!!!!!!!!!!!「Pray (=祈る)」&「Just alone (=ただ一人)」これを見事に回収してきました!!!!!!!!匂わせ最高!!!!!!!!!!!!!!!ここでいう「あなた」は内緒です。
そう、PrayもJust aloneもハピエン主義も、表向きの語り手は彼女です。今回は正面のイラストを依頼していないので、頭を下げてJust aloneのときのイラストを使用させていただいています。
ちな「時はそれでも歩み続ける」はJust alone何故か歌詞にないのに動画には登場した「時は、戻らない。」を回収しています。いやはや、我ながらすごい。
ところで一個前とここのフレーズはAメロの流用というかアレンジだった訳です。コード進行もいじっていません。Aメロ用のボーカルメロディを無視して、さっきの部分のメロディを作りました。
つまり、別メロディなのに合唱が不協和音なく歌えるということです。レンがこの歌詞を歌い、リンがあるフレーズを平面オリジナル創作言語で歌っています。余ったらなとかいとはハミング的なバックメロディ担当。
歌詞も、輪廻転生を交えた感じです。Prayと言っていることは大して変わらない。
動画内にはバッと背景に登場した桜、あれはあの時撮ったものでした。
Ⅸ.3番Bメロ
これまた視点は別の存在へ移り、誰かを待っているようです。
別の意味もありました。
弱ペダは5期来たね。イナイレもそろそろ来るんかね????
音沙汰もないスター☆メンとフェロ☆メン、あなたを待ち続けるわ。
そんな感じで、ハピエン主義終了でした。
5.まとめ
私(あたし)の名前は平面。ただのボーカロイドプロデューサー。
今回は平面ファミリーの一員であるRanaちゃんが誕生日を迎えるので、前年比2倍の2作品を投稿したよ。しかしギリギリまでやらないクソ性格のせいでかなり修羅場だったよ。絵師様さまさまだよ。
ハピエン主義はつまり平面の哲学そのものだよ。ていうことが6,000字を簡潔にすることが出来るよ。すごいね。ちなみに来春前に第四次哲学論が出来上がるらしいよ。
脳内革命ガールはほぼ1年前に出すことが決まっていたよ。
来年は平日なので、多分2作品投稿は無理だね。完。
6.おまけ
ここ数年というか毎年、らな誕直前にアクシデントが発生してるなーていう(今年は自業自得)
2018:胆振東部地震による停電でパソが使えない・テスト期間
2019:今年同様テスト期間なのに直前修羅場
2020:大学のテスト期間
2021:ワクチン☆ダウン(2日目だった)
2022:パソのデータ飛ぶ
2023:表向きには旅行に行った、あとは自業自得
ハピエン主義の作曲に取り掛かる直前の別垢のツイ↓
この記事の画像、クソ修羅場だった3月にほぼワンドロで描き上げたものです。今回の動画では登場させなかったので、せめての供養。
以上、この背景を元にまたハピエン主義を聴いてみると、また別の味が垣間見えるのでおススメです。