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基本情報処理技術者は意味ない?絶対見て欲しい20のメリット

IT業界を目指すあなたへ

「学校や会社から取らされるけどモチベーションがない…」「ネットを見ると意味がないって書いてある…」

基本情報技術者試験についてこう感じることは少なくないと思います。

確かに、IT業界を目指す人にとって、基本情報技術者試験は必須ではありません。しかし、取得することで得られるメリットは想像をはるかに超えるほど大きいです。

「取得しても意味がない」という声は、本当でしょうか?

そんなことは全くありません。

基本情報技術者試験はIT業界への道を開くための強力な武器となりえます。

取得すべきか悩んでいる、勉強するモチベーションがわかない、という人は、ぜひこの記事を読んでみてください。


■IT業界への理解を深める

1. やりたいことを見つける

未経験の方は、ITエンジニア=プログラマーというイメージが強いと思います。しかし、エンジニアの中にはプログラマー以外にもネットワーク、データベース、セキュリティ、サーバーなど、様々な分野があります。

基本情報技術者試験は、これらの分野を網羅しており、試験対策を通して、自分に合った分野を見つけることができます。

私自身、初めはITエンジニア=プログラマーというイメージでしたが、基本情報技術者試験をきっかけにセキュリティの分野に興味をもちセキュリティエンジニアを目指すようになりました。

私個人的には、このメリットが何よりも大きいと感じています。

2. IT知識の基礎を築く

ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、データベース、セキュリティなど、ITに関する幅広い知識を習得できます。

当たり前のメリットに見えますが、これほどIT全般の知識を網羅的かつ効率的に学べる方法はそうありません。

3. IT関連のニュースが理解できる

昨今は様々なアプリやサービスなどのIT関連のニュースも多く、そういったニュースの理解に大きく役立ちます。

基礎的な知識や単語を知っているだけでも、ニュースの内容が理解しやすくなり、興味も深まります。

4. サービスを使うときの視点が変わる

アプリやゲームを使う際に、どのように作られているのか、勉強した仕組みがどのように使われているのか、といった視点を持つことができるようになります。

そういった発想から何かアイデアが浮かぶこともあるかもしれません。

5. IT知識の勉強の仕方を学べる

IT業界では、日々技術が新しくなるため調べる力が非常に大事になります。
どんなにすごいエンジニアでも調べ物をせずに仕事をしている人はいません。それどころか必要な情報を集めるのが上手な人ばかりです。

基本情報技術者試験の勉強を進めていく中で、理解が難しくて調べごとをすることも多いと思います。それも一つ大きなスキルの習得につながっています。

■ハードルが低い

6. 自分のペースで学習できる

かつては4月と10月の年二回しか受験できませんでした。しかし、数年前からCBT方式になり自分の好きなタイミングで受験できるようになりました。

これまでは大学受験などのように、受験日に向けてプレッシャーを抱えながら勉強する必要がありましたが、今は自分のモチベーションのある時だけ勉強して準備ができてから申し込めばよいのです。

まずは参考書を買ってみて、暇なときに少しづつ自分のペースで読み進めるくらいの気持ちでよいのです。受験するか迷っている方は、とりあえず参考書を買ってみるのをお勧めします。


7. 免除がある

午前試験は一度合格すれば一定期間免除され、その期間は午後試験に注力することができます。

一度に合格する必要がなく、午前と午後を分けて合格するなど取得しやすい試験になっています。

8. 受験料が安い

基本情報技術者試験は、他の資格試験に比べて受験料が安価です。
ベンダーの試験だと10万程する試験も多く、これほど素晴らしい資格が数千円で受験できてしまうのは非常にお得です。

9. 一生履歴書に書ける

IT資格の多くは有効期限があり、それが切れてしまうと更新や再受験が必要となります。

しかし、基本情報は有効期限がないため一度取得してしまえば今後一生履歴書に記載することができます

10. 維持費がかからない

更新が不要なほか、維持費も一切の費用が掛かりません。

情報処理安全確保支援士などは、数年に一度定期講習が必須があり数万円の維持費が発生したりします。更新が不要で維持費もかからないというのは本当にありがたいです。

■ キャリアアップを加速させる

11. 上位資格取得への第一歩

基本情報技術者試験だけでも多くのメリットがあります。しかし、応用情報技術者試験や情報処理安全確保士などの上位資格はさらに大きな武器となります。

基本情報技術者試験を取得することで、上位資格の基礎固めができます。

さらに、基本情報技術者試験を取得した後に応用情報技術者試験を受けることで、高度試験の一部を免除することもできます。

12. 就活において大きな差別化

基本的な資格に見えますが、基本情報技術者試験の合格者は、ITエンジニア全体のわずか10%程度と言われています。

就職活動や転職活動において、もし同じようなスキル感の候補がいるときなどは大きなアドバンテージになります。特に未経験の場合は非常に大きい差になります。

こちらの記事でも就活における資格の重要性をご紹介しています。


13. 応募要件になっていることも

IT業界では採用条件に必須資格として扱われる場合もあったりします。
持っているだけでも選択肢を増やすことができるのです。

必須資格でなくても、履歴書に資格があると必ず目を引くことができます。

14. 報奨金や資格手当も

会社によっては報奨金や資格手当がでるところも少なくありません。
受験料が安い分、報奨金や資格手当があればそれだけで元が取れてしまいます。

■学習意欲を高める

15. 学習習慣が身につく

資格を取る方には、大学生、専門学生、そして社会人の方が多いのではないでしょうか。こうした方々は、受験が終わり学習の機会が減ってしまったと思います。

資格勉強を通じて、久しぶりに学習する習慣を身につける良い機会になるかもしれません。

16. 達成感

大人になって、達成感を感じられる機会は減っていきます。
基本情報技術者試験に合格することで、受験や就活などで合格発表をドキドキして待つあの高揚感や達成感を味わえます。

このような刺激は他のことへのモチベーションにも繋がり、非常に有益です。

17. 自信や自己肯定感アップ

大学受験などと異なり、資格試験は申し込みから勉強まで、すべて自分の意志で行います。

やらされたことを成し遂げるよりも、自分の意志で成し遂げることは、非常に大きな自信と自己肯定感を得ることに繋がります。

■日常生活を豊かにする

18. プライベートや仕事の効率化

アルゴリズムや表計算などの知識を活かして、日常生活や仕事の効率化を図ることができます。

エクセルだけでも、関数を入れたり簡単なマクロを作るだけでも日々の作業を効率化することができるようになります。

19. プログラミングができるようになる

これまでは基礎知識だけでは実際にプログラムを作ることは難しかったです。

しかし、昨今はアルゴリズムなどの基礎知識さえあれば、ノーコードと呼ばれるコーディングスキルがなくてもプログラムを作るツールやAIなどを活用してプログラミングをすることもできます。

20. 論理的思考を向上させる

基本情報技術者試験ではアルゴリズムの項目があります。この試験を通して、論理的思考力を向上させることができます。

アルゴリズムが得意な人はもちろん、苦手な人も基本情報処理の勉強を通じて論理的思考を鍛える良い機会になると思います。


最後に

基本情報技術者試験は、決して無駄な資格ではありません。

IT業界への道を開き、あなたの未来を大きく変える可能性を秘めた資格です。

IT業界への第一歩を踏み出す際に有利になるだけでなく、エンジニアとして成長していく過程でも大きな影響を与えます。

基本情報を持っているか持っていないかで今後のエンジニアとしてのキャリアが大きく変わると言っても過言ではありません。

この記事が、資格取得を迷われている方の背中を押すことができていたら幸いです。あなたがエンジニアとして大きな一歩を踏み出すことができるよう応援しています!

こちらの記事もお役に立てると思いますのでぜひご覧ください。


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