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東村山の隠れた宝石
歴史の息吹を感じる場所
東京都東村山市に位置する正福寺地蔵堂は、東京都内唯一の木造国宝建築物としてその存在感を放っています。1407年室町時代に建立されたこの地蔵堂は、600年以上もの間その美しい姿を保ち続けてきました。禅宗様式の典型例として、円覚寺舎利殿と並び称されるこの建物は、その歴史的価値と建築美で訪れる者を魅了します。
訪れる者を魅了する理由
正福寺地蔵堂の建築は、禅宗様式を取り入れたもので一般的にはこけら葺きの屋根がその特徴と言われます。ですが個人的に外観は上段屋根コーナーの迫り上がった形状が大好きです。テンションも人生も屋根も、アゲアゲで行きたいですね♪
堂内には千体近い小地蔵が祀られています。この静かな空間は訪問者に深い感銘を与え、心を静めるひとときを提供する可能性が大いにありますが、一般公開は年に3回(6月第2日曜日、8月8日、11月3日)しかありませんのでご注意を。
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新たな発見:点検の機会
筆者訪問のタイミングで、年に一度あるかないかという貴重な点検作業が行われていました。点検は屋根を目視で確認し雨漏りや腐食等がないかどうかを確認している様でした。
このタイミングで訪れることができたのは幸運でした。やはり神様は見ているのですね(何を?笑)。点検は11月3日のご開帳とは無関係だそうですがこのような機会に立ち会えたことで、普段は見られない脚立が掛かった正福寺を拝観することができました。
文化財としての価値
正福寺地蔵堂は火災や自然災害にも耐え抜き、その姿を現在まで伝えています。昭和9年には修復工事が行われ、その際に発見された墨書銘によって建立年代が確認されました。このような歴史的背景からも、この建物が持つ文化的価値は計り知れません。
最後に
多くの魅力と歴史を秘めた正福寺地蔵堂ですが、その知名度向上にはまだ課題があります。しかし一度訪れてみれば、その静かな佇まいと歴史の重みに心打たれることでしょう。
11/3は年内最後のご開帳日で「地蔵まつり」が開催され、出店やボランティアガイドさんなんかも計画されてる様です。
以上、ご精読ありがとうございました。
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