語学研修時代の写真が出て来た
みなさんおはようございます。写真を整理していたら、かつて私がイギリスに語学研修に行った際に撮ったものが出て来ました。非常になつかしさを感じたものです。かれこれ早20年になります。今から思い出してもかなり状況が違ったことをここで書きたいと思います。
思い出せば、当時はまだスマートフォンなどありません。インターネットはありましたが、ネット環境も今ほど整備されていませんでした。ネットにつなごうと思ったらパソコンを立ち上げなければならなかったし、そのパソコンだって処理能力がかなり遅かったです。そう考えれば今とんでもない速度で家電製品の性能が良くなったと言えます。また写真を見ていただければわかる通り、当時のデジカメではそこまで画素数が良くありませんでした。今はスマホでこれより遥かにいい写真が撮れます。今回敢えてかつて撮った写真を無修正で出しましたが、今の写真と比べたらかなり画質の悪いものです。
他にも20年前のことを考えて思い出したのは、当時のイギリスは今ほどギスギスしていませんでした。もし今イギリスにもう一回行けと言われたら、絶対に行かないと言えるでしょう。なぜか。言うまでもなく外国人の排斥等ニュースを見る限り前よりひどくなったと感じるからです。移民も増えて社会の不安もかなり増しているように感じます。何かあってからでは遅いので、とてもじゃないけど今、というか今後も海外へは余程の理由がない限り行かないでしょう。それだけでなく、ネット等で簡単に海外の情報が手に入るようになってしまったのも大きいですが。
それから20年前と現在と比べて大きく違うのが、原子力発電についてです。皆さんもご存じの通り日本では2011年に原発事故が起きてしまいました。これは日本のみならず先進国全てに少なからず影響を与えました。当時はどんどん原子力を活用していこうという社会だったので、非常に懐かしく感じました。あの頃のように電気が豊富に使えた時代は新エネルギーが開発されない限りもう来ないのかもしれません。
さらに世界情勢もなんだかんだ言って安定していました。911によりイラク戦争等ありましたが、戦闘行為自体はすぐに終わりました。なんだかんだ言ってアメリカの覇権は強かったのでしょう。それが今や世界は多極化に進んでいますし、長きにわたる戦争がいくつも現在進行形で起きています。しかもこれらの戦争や戦争不安により、また冷戦期のように世界が分断されたように感じます。
このように懐かしい写真を見て、なぜか私は当時の社会情勢についていろいろと考えてしまいました。最初の話ではないですが、スマホがなかったから、ミシュランの地図を片手にイギリスの田舎まで足を運んだなんてこともあります。しかしあのような体験はもうしないしできないでしょう。今パスポートは持っていますが、今後海外に行くかと問われたらまず行かないと思います。いろんな不安要素もあるし、なにより今生活が充実しているので、敢えて行く必要がないからというのもあるかもしれませんが。
それでは本日はこれにて。今日もここまで読んでいただきありがとうございました。