初めての高尾山〜ファッション編〜高尾山で透明人間になった日
先日、家族3人で高尾山に行った。
普段登山などしない超インドア派の私は、もちろん登山用の服は持っていない。しかし高尾山の初心者向け1号路は舗装されており、普通のスニーカーや普段着で大丈夫とのことで気楽に準備した。
私の服装は…
トップス→黒いパーカー
ボトムス→黒いジョガーパンツ
靴→白いスニーカー(汚れる時用)
これに黒い帽子を被ろうと思っていたが、前日になり急に不安になった。
初めての高尾山。どれくらい混雑しているのかわからない。
こんな真っ黒な服装では、迷子になっても誰にも見つけてもらえないかもしれない。万が一滑落して谷底に落ちでもしたら、真っ黒では発見してもらえない可能性が高い。それに子供がはぐれて私を探そうとしても、真っ黒では難しいだろう。せめて帽子だけは、目印になるような派手で目立つものにしよう。
そう思い、ユニクロをうろつき、可愛い派手な帽子をゲットした!
マリメッココラボのピンクの花柄帽。
これで迷子になっても大丈夫、滑落しても見つけてもらえるはずだ!
そうそう、日焼け防止の顔面マスク「ヤケーヌ」とサングラスも忘れずにね…!
そんなこんなで迎えた当日の私↓
写真を見て驚いた。
何も見えない。何も映ってない。
まるで透明人間が帽子を被っているかのようだ。
そういえば、夫が写真を撮る時、言っていた。
「何も見えないけど、いいの?」と。
私は意味がわからず「いいのいいの!早く撮って!!」と言っていたが…。こういうことだったのか。
演劇などで舞台セット転換などの作業する黒子が思い浮かぶ…
黒子ってこんなに見えないんだ…!
私は黒子の威力を思い知った。
黒子って透明人間のことだったんだね。
高尾山は山頂に近づくにつれ、階段が多く明らかに運動不足の私にはきつかった。一段登るごとに、ヨイショォ!ヨイショォ!と荒ぶる声を出していたが、すれ違う人は、もしかしたら私の姿は見えておらず、浮かぶ帽子と共にヨイショ!ヨイショ!という荒々しい声だけが聞こえ、驚いていたかもしれない。
そういえば途中、男坂という急な階段スポットを登ることになり、そびえ立つ階段に恐れをなした私は、通りすがりのお兄さんにワラをもすがる気持ちで尋ねた。「あのっ!!この階段って見えてるだけですか?!この上にもさらに階段あるんですか?!」と。
お兄さんは、一瞬ギョッと驚いたような顔で答えてくれたが…。
もしかしてお兄さんも私の姿が見えておらず、浮かぶ帽子に話しかけられたと思ってギョッとしたのかもしれない。
しかしここまで透明人間に近づいたのに、靴だけが白という詰めの甘さ。
透明人間になりたい人は、まず黒い靴を買うのが良いのかもしれない。
なかまち
はじめての高尾山トイレ編はこちら↓
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