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どうする旅行保険

慣れない外国に行くなら備えは万全にしたい。
それが長期滞在となればなおのこと。

海外旅行保険をどうする!

私たちはイギリスに6ヶ月以上滞在するのでNHS(National Health Service)という国の医療サービスに加入することになる。ビザ申請時にNHSのための保険料(IHS:Immigration Health Surcharge)を1人約12万円を支払った。
これでイギリスの国営の病院では無料で診療をしてもらえる。

ただし病院が混雑していて予約が取りにくく、診察までに時間がかかることも多いらしい。プライベートの病院に行けば全額自己負担で高額にはなるが、早く診てもらえたり日本語対応の可能な病院の選択肢もぐっと増える。
これが悩むポイントその1。

加えて加入を迷わせるのは、海外旅行保険がカバーしてくれる医療以外の面。
ロンドンでは6秒に1台スマホが盗まれると言われる。家の設備が故障して修理業者とのやり取りに奮闘されている日本人の姿もツイッターでちらほら見かける。夫は運転する予定だ。事故だって心配。
私は普段ほとんど病気にならないけれど慣れない国、新しい生活で体調を崩すとも限らない。ちゃんと医師に英語で状況を伝えて、言われたことを理解できるのか?
海外旅行保険に入っておけば、困ったらいつでも日本語の窓口に連絡ができるというのは心強い。

そして悩ましいのはやっぱりお金のこと。
海外旅行保険に加入すれば1年で1人あたり約20万円〜30万円。

保険に入っていて助かったという話も聞く。
入っていたけど全然使わなかったという話も聞く。

そりゃあもちろんできることなら全てに備えて安心しておきたい。
でも資金は有限だ。万が一を考えていたらキリがない。
リスク許容度が試されている……。


ぐるぐる、ぐるぐる……


このような懸念点をひと通り夫と一緒に悩んで気がついた。
渡英前の私たちには不確かな判断材料しかないことに。

結局イギリスで暮らし始めてみないことには、どれだけ身体がついていかず病気にかかるか、家の設備が脆弱か、病院での英語が理解できるのか分からない。今の状態では人の経験談に頼るしかないし、経験は十人十色だ。

そこで私たちが出した結論。
夫のみ海外旅行保険に半年間加入しておくことにした。

医療はNHSを活用。健康にはいつも以上に気をつけて過ごす。
家具の脆弱具合は分からないから、個人賠償責任がカバーされる保険に加入。
満期が近づくときには身体もあちらに慣れているだろうし、多少はイギリスで暮らす感覚が掴めているだろう。半年間様子を見て、要否を判断する。


判断に正解はない。平穏な毎日であることを祈る。
海外渡航は決断の連続だ。
これでまた1つto do リストが消化されました。
ふー。


ところで、どうする家康を見るのが毎週の楽しみになっています。
イギリスでも見られるのかな。

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