【実録】学校薬剤師の働き方
学校の水道水って誰が管理しているのか、気になりますよね。
昔と比べて熱中症のリスクが高まっているので、水筒だけでは間に合わない時に安心して水が飲めたらいいよね、と思っていました。
こんにちは。
Kindle図書館へようこそ。本日紹介する本は、ヒューズさんの「【実録】学校薬剤師の働き方」です。まずは著者のヒューズさんの紹介から入っていきたいと思います。
ヒューズさんはどんな人?
ヒューズさんは管理薬剤師であり、勤めている薬局全店の薬歴指導係、また新卒向けのリクルーターをされている方です。そして、2人のお子さんのパパでもあります。
そんなヒューズさんは、「X」や「Kindle出版」を通して多くの薬剤師に向けて様々な情報を発信しています。メインテーマは副業ですが、よくある副業というよりは、薬剤師のための副業を発信されています。
また、行動心理士の資格も持っていて、コミュニケーション術の本も出している活動的な薬剤師さんなのです。薬剤師が患者とより信頼関係を深めることができるコミュニケーション術。そんな薬剤師が増えたら私たち患者側も嬉しいですよね。
今回の本のテーマである「学校薬剤師」は、あまり知る人のいないお仕事ですが、ヒューズさんは、誇りを持って取り組まれていて、全てを惜しみなく本の中で明らかにしています。
聞いたことない、聞いたことはあるけど内容は知らない、という薬剤師の方は多いと思われますが、実際にある仕事であり地域の役にも立てる意義のある仕事ですので、とても役に立つ書籍だと感じました。この本を読むことでやってみようと行動を起こす薬剤師さんもいそうですね。
学校薬剤師って?
学校薬剤師が制定される直接のきっかけは、昭和5年に小学生の女の子が学校で体調が悪くなった時に「アスピリン」を服用させるはずが誤って「塩化第二水銀」を服用させて死亡に至ったことだそうです。
そして昭和33年に学校保健法が制定公布されて、学校には学校医、大学以外の学校には学校歯科医または学校薬剤師を置くものとすると定められたとのことです。
私が小学校の時は近所で開業している医師が学校医を担っていたので薬剤師はいませんでしたが、学校によって医師か薬剤師のどちらかがいるということなのですね。
具体的なお仕事内容(水道水について)
学校薬剤師の業務内容の全貌が明らかになっているので、薬剤師さんにはぜひ目を通して欲しいところですが、今回は保護者として知りたい水道水に絞って紹介させていただきます。
実際の検査手技などは各自治体や公立か私立かで多少の違いはあるとのことで、ヒューズさんの地域で実際に行っている検査についての記述になります。
新年度が始まってすぐに飲料水の検査と給食室の点検をします。訪問時に残留塩素の測定はもちろんしますが、日々のチェックは養護教諭の先生がするそうです。養護教諭の先生はできない細菌検査などの詳細なチェックが薬剤師の仕事になります。
採取して検査所へ提出して、検査結果を報告する。また、塩素濃度に問題が無いか全体をチェックしつつ、貯水タンクの清掃状況や亀裂の有無などのチェック、必要に応じて貯水量に関しての助言などをするそうです。
ヒューズさんにはお子さんが2人いらっしゃるとのことなので、学校での検査にはより思入れがあるのではないかと思いながら読み進めました。
薬学講座
また、学校薬剤師には、「薬学講座」という仕事もあるそうです。薬剤師単独で、もしくは警察のスクールサポーターの方との共同で1年に1回1時間ほど生徒の前で講義をするそうです。
上記が主な講座内容です。親ではない大人から聞くのはとても良いと思いました。年齢的にも親からの話はうるさがってあまり聞かない場合が多いですよね。薬剤師という専門職の人の話ならしっかり聞いてくれそうです。この講座を聞くことで、何かあった時に子供たちが思い出して少しでも役に立ててくれたら嬉しいですね。
おわりに
あまり知られていないけれども大切なお仕事って、実は思った以上にたくさんあると思います。今回、その中の一つのお仕事を新しく知るいい機会になりました。
皆さんの子供さんが通っている学校にも薬剤師さんがいるかもしれません。縁の下の力持ちの薬剤師さん、お医者さんに感謝ですね。とても読みやすい本ですので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
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