島暮らしはRPG、ちょうど半年です
島暮らし、お陰さまでちょうど半年です。
3/30で60歳、その晩の船に乗って3/31朝、八丈島底土港着（この日に前の会社を定年退職）、奇遇にも引越し荷物満載の我がマイカー「セレナ」も同じ日着の貨物船に乗って客船橘丸より少し早く着き、底土港で涙ちょちょ切れる再会。
そのまま不動産屋でカギを受け取り、借家でバルサン焚いて荷物解き。
早めにビール呑んで寝て、翌朝8:30に「60歳新人」やや緊張の初出庁。
この土日月はホントに怒涛の3日間だった。良くぞタイミング良くクリア出来たもの。
来てみたら朝晩結構寒く、まだ布団も無いので持って来た寝袋が役に立ちました。
玄関の周りの細かい砂粒を掃いた。よく見ると全部小さなアリ。
ここからがRPG八丈クエストの始まりだった！
① 「せいすい」を手に入れろ
RPGドラクエシリーズでゲーム開始初期に役立つのは「やくそう」と「せいすい（聖水）」。
やくそうは体力（HP）回復。
聖水を撒くと弱い敵の出現を一定期間封じ込めることが出来る。
これを使ってまずアシジロヒラフシアリの出現を抑える。
聖水（中味はアリ皆殺しベイト）は役場の住民課で、無料で入手できる。
但し今のところ世帯当たり年2回3本ずつだ。
足りなくなったら呪文トヘロスを覚えて、自作するしかない
② ホイミ・ベホイミを覚えろ
HPが足りなくなってはゲームオーバー。
HP回復の「やくそう」はスーパーあさぬまで何でも手に入る。
手っ取り早い弁当総菜などの中食は山田屋さんなど近所の店でも売っているから行動を惜しまず、1軒ずつこまめに訪問して宝箱を探すことが重要だ。
回復の泉のように、釣り場の堤防へ行くとHP回復効果がみられるヒトもいる。
ベホイミは坂上の温泉でたまにはのんびりと、HP満タンに
③ スカラ・スクルトを覚えて守備力を増せ
そろそろアリ以外の敵と遭遇し始める。攻撃にはメラ・バギ系が良いが先にスカラを覚えて自分の守備力を上げておこう。部屋の中への侵入者（虫、クモ、ヤモリ）を見かけても動じない精神力が必要だ。家族など同居者がいる場合はスクルトも覚えよう。攻撃の速度を上げるために「すばやさのたね」も用意しておくと良いだろう。そして大事なのは、部屋の中に虫取り網を置いておくことだ
④ 攻撃系呪文はまずメラとバギから
＜次々と出現する敵たち＞
ヤモリ（メラで退治する）
室内の壁や天井に貼りついているヤモリは虫取り網で捕って外に出す。
これを繰り返しているとだんだん減る。
9月頃に生まれる子どもは小さくてかわいいが、こいつらも容赦せず、見つけ次第外に出す。
ヤモリの害はどこにでも糞をすること。糞の掃除でHPが１減る
アマミサソリモドキ（メラ）
ネットで高値売買されているサソリ型の珍虫。奄美大島産が高価な模様。
害が無きゃ放っておくんだが、どけようとして触れると甘酸っぱいにおいの、臭い屁をこく。
メシ時に出てきて臭くなっては台無しだ。
仲間にスクルト、自身は「すばやさのたね」を使い、メラ（虫取り網）で速攻だ。外に出すために窓を先に開けておくのが良い。
屁をこかれると仲間全員のHPが減る。一時戦闘不能に陥る仲間が出る恐れもある。
なお島外への持ち出しは禁止されているから「かばん」や「どうぐぶくろ」には入れないこと
巨大クモ（メラ）
基本的には素早く逃げていくメタルスライムを相手にするように、すばやさのたねを使って先制攻撃。
アマミサソリモドキのような臭気は出さないので安心だ（まれに、女性の手のひらサイズくらいデカいのが居るが対処は同じ。初めて対戦するメイジドラキーみたいなもんだ。慌てずに行け！）
アシジロヒラフシアリ（バギ系）
聖水またはトヘロスで出来るのは一時しのぎ。
何たって八丈島全体をスーパーコロニー化している強敵で、味方の死骸を乗り越えて次から次へと登って来る。まるで「くさったしたい」だ。
マヌーサや二フラムは効かない。
そもそも多勢に無勢、駆逐は無理でも個々の家に侵入させないような「境界線」を作って棲み分けることは出来る。
バギ・バギマはフェロモンによるアリの行列をせん滅するために使う。
即ち、中性洗剤溶液を薄めたものを行列するところに繰り返し噴霧しフェロモンを消して、路頭に迷わせるのである。
同じ種類の敵をなぎ倒す、バギ・バギマ・バギクロスでぶちのめせ！
シロアリ（防御系）
厄介な中ボス、ボストロール級の難敵。しかし出現するのは年１日だけだ。
防御に徹し、部屋を暗く静かにし、ひたすらベホマラーを掛けながらシロアリの婚姻飛行が終わるのをひと晩待つ。部屋に侵入して来たらイオ系呪文（この場合は掃除機が有効）でやっつけろ！
ここまでで戦闘パーティーのレベルはそこそこ上がっているだろう。
AI戦闘作戦は「みんながんばれ」にしておこう。
ヤスデ．．未遭遇。出て来るのは寒くなるこれから
虫系の敵はこの辺で終わってくれると良いのだが。
（続く）