24歳、バーを開いてみた。バー開業の現実
初めまして。
仕事中の暇な時間に何かしたいと思ってnoteを始めてみました。
行き場のない気持ちと、課題について備忘録のような感じで書けたらと思います。
こういうの書くのは初めてなので、乱文乱筆ですがお許しください。
まずは自己紹介までに。
-プロフィール-
2000年3月生まれ(24歳と書きながらもうすぐ25歳になります)
某大学を卒業したものの、コロナ渦に巻き込まれ就職できずフリーターに。
フラフラしながらバーで働き、自分のお店を持ちたいとふと思い立ち
貯金をはたき、開業。
都会の喧騒に揉まれていましたが、お店は郊外に作りました。
大阪の北部、吹田市という住みよい街の小さな遊べるバーです。
駅から徒歩30秒ですが、2階の物件でちょっと入口がわかりにくい。
でもそれなりに内装費をかけたのでお店はとてもキレイ。
開業して早1か月が経ちました。
感想:しんどい
以上です。
それだけかよと思った方、そらそうだろと思った方、いやいやまだ早いだろと思った方、何言ってんだと思った方、
全員正解!
もう何を言われようと全部正解!
大きな悩みの種のひとつ、お金。
家賃は他と比べて安いとはいえ10万超。
住む目的の賃貸とは訳が違う。
光熱費も当然かかります。毎月仕入れもしないといけない。
一人で毎日出勤するのはさすがに持たないと思い、アルバイトを雇ったはいいものの、人件費も年々上がるばかり。
アルバイトのほうがいい生活してます。間違いなく。
当たり前ですが、最初からうまくいくわけもありません。
フリーター時代のほうが圧倒的に稼いでいました。
人脈は多少ありますが、元々働いていた場所を考えるとアテにはできません。
毎日毎日必死こいて近所のお店にご挨拶。地域の集まりなんかにも参加して、周辺オーナーさんとはそこそこ顔見知りになれました。
だがしかし、世間はそんなに甘くはありません。
フラッとお客さんが入ってくれれば御の字という毎日。
まだまだ改善の余地はあるのでしょうが、手も回りきっていない。
それでもなんとか初月の売り上げは数万の赤字程度で済みました。
奇跡です。オープン景気があったのかなかったのかもはや分からないレベルですが、本当に奇跡です。
来ていただいたお客様には感謝してもしきれません。
年が明けても再び来てくれるどころか、週に何回か来ていただける方も数人ですができました。いわゆる常連さんです。
ありがたい限りです。
しかし毎日数字とにらめっこしていると気が滅入る滅入る…
起業して気楽にできるだろうと思ったら大間違い。
孤独感に襲われます。これが一番精神的にキツいまである。
世の個人事業主の皆様、すごすぎる。
何があろうと誰も助けてはくれません。
全て自分の裁量でできるのは楽しくもあり、勉強にもなりますが
圧倒的に孤独感のほうが勝ってしまいます。
もはや就職したいとまで思い、思いつめて転職サイトを寝る前に覗いてみたり、辞め時を考えたり。
元々は失敗しても自分の経験になればそれでよし!くらいに考えていたつもりが、そんな気楽なことを思う暇もなく、毎日を必死に生きるばかり。
やるならとことん頑張るぞ!と意気込んでいた自分はどこへやら。
もう戻れないので、やるしかないのですが。
これはやっぱり世の中の個人事業主や社長さんはみな通る道なのでしょうか。
噂程度には聞いていましたが、これほど辛いとは思いませんでした。
今からバーを開業したいと思っている方が私に相談してきたら、間違いなく「やめとけ」と言うでしょう。
というか実際に相談されて言いました。自分もいろいろ調べてる中で散々「やめとけ」という四文字を見ながらやっておいてこれです。
というかサラリーマンの方からよく相談されますが、どっちが偉いとかないですし、サラリーマンは十分立派です。
私みたいな人間ばかりなら、今頃世の中は崩壊しています。
会社員の方がきちんと働いてくれるからこそ、私は今こうして好きなことをできているわけです。
なので悲観しないでほしいです。切実に。
楽しいこと、好きなことで生きていくのはすごく魅力的に思えます。
実際、雇われでは味わえなかった楽しさを感じる瞬間が毎日あって楽しいですし、幸せです。
でも、辛いこともあります。
現時点では辛いことのほうが多くなっちゃってます。
それでも私はこの仕事が大好きなわけで、だからこそまだ踏ん張っているんですが
そうもいかない人もたくさんいるのが現実なのかなあ、としみじみ思います。
きっと、大好きだったことが嫌いになってしまうのはもっともっと辛いんだろうと思います。
そうならないように、まだまだ頑張るぞの気持ちです。
noteちょこちょこ書こうと思っているので、応援の気持ちでいいねやフォローしていただけると大変励みになります。
それと、起業家の先輩方や知識のある方!
アドバイスなんかもコメントでいただけたら嬉しいです。
次回、現状と課題 編