拝啓

拝啓 ○○○様

猫みたいな君は今日はどこへ行くのだろう
君をはじめて見た時から、僕は好きでした。
少し無愛想。だけど、笑う顔は枯れる前の華のよう。
そんな君と出会ってからの僕は、毎日廊下を往復の毎日。意味もなく歩き、ただ会えることを願った。
4年が流れて、2人になれた。
君の成長も、笑顔も、冷たい手も横で見守り温められる。
けれど、自分は壊れたおもちゃになった。

寂しさを詰め込んで、長四角に揺られ
見えない不安は溢れ出した。
ありがとうと何度言えたかな。ごめんの数は増えたけど。
ただありがとうって言葉をもう少し増えたら変われたのかな

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