三陽商会(8011)・もう一度分析した!
以前分析しましたがさらに深堀りしました
百科店を中心にアパレルを展開している企業です。コートに強みがあります。2015年にバーバリーとのライセンス契約が終了しその年から売上が激減!6期連続で赤字でした。2020年に現在の大江社長が就任しましたが、運悪く就任直後にコロナに見舞われ経営は更に悪化。苦しい時もありましたが今期2024年2月期は前期比で約4割の営業利益の大幅増益です。チャートもキレイな上昇トレンド。この数年で企業改革が進んだようです。何があったのか調べてみました。
まずは直近の業績です。2022年まで6期の赤字でしたが23年より黒字になっています。
下は四季報オンラインからです。来期25年2月は四季報の予想値です。
こうして見ると売上は前期と比較して5%増でしたが来期は1.6%増で伸び率は鈍いですよね。ここで注意したいのが営業利益です。売上と比べて営業利益は41%増→42%増で高い数値ですよね。営業利益率を計算してみました。
営業利益率
23年2月期→3.8%
24年2月期→5%
25年2月期→7%
すばらしく改善していますね。これは売上に対して稼ぎやすくなっている事を意味しています。無駄を省き効率的に利益を得ている事が分かります。
三陽商会に何があったのでしょうか?
決算短信などから調べてみました。
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