アーチェリーから教わったこと⑱ 1人と独りぼっちは違う
アーチェリーは個人競技です。
団体戦もありますが、シューティングラインに立っていいのはチームで1人のみです。(大学生のリーグ戦は除く)
一般的な試合では、3分間で6本の矢を射ちます。
選手以外は、シューティングラインに立つことはできません。近づくことができるのは、10メートルのラインまで。ですので、シューティングライン上では3分間、1人で考えて射たなくてはなりません。アドバイスを求める時間なんてありません。
1人で何とかしなければならない。
誰にも甘えられない。
だから、「自分のことは自分でできるようになる」ことが必要不可欠です。
でも、1人で射つのと、独りぼっちは、違います。
1人で試合で自分に対処するために、仲間や指導者の力を借りて、練習をするのです。様々な人にアドバイスをもらい、試して、失敗したり成功したりした成果の、いわゆる発表会が試合です。
個人競技と言うと、「1人で自由に競技ができる」「他人とのかかわりが少なくていい」と誤解する人が多いですが、個人競技の方が、人とのかかわりが必要となってくると思います。
シューティングライン上では1人でも、独りぼっちではないのです。
そこを勘違いして「1人で競技をするから、1人で何とかしなければ」という考え方になってしまうと、自分で自分を追い込んでしまいます。
悩んでいることや分からないことは、ため込まず人に聞く。
そうしないと、アーチェリーの場合は負のスパイラルに入ってしまって、抜け出せなくなります。
アーチェリーは点数と言うハッキリした基準がありますが、これがもし仕事や、学校生活であったなら、目に見えるものがなく、早めの対策ができなくなってしまいます。
そこで必要になってくるのは、人とのつながりです。
いかに普段から人脈を広げておくか。そこが大事だと思います。
そういう話については、こちら↓