日本の伝統美【藍染】の魅力は?
いつもKarakubuyをご愛顧いただきましてありがとうございます!!遠藤です!
今回はですね、
「ジャパンブルー」とも言われ、
日本の伝統を象徴する色として広く知られている
「藍染」について紹介したいと思います~
今日本人だけでなく世界中の人々を魅了している
日本の伝統美【藍染】の魅力は一体何でしょう。
#「藍染の歴史」
そもそも藍染は、人類最古の染料と言われ、日本のみならず世界各地で使われている。7世紀には藍染に関する記録が残っており、ここ徳島県では13世紀に藍染が行われた記録がある。16世紀の戦国時代には、藍色が縁起の良い染物として武士からの需要が高まり、藍の生産が本格化したという説もある。17世紀の江戸時代に入って、徳島藩が藍の生産を保護したため、藍作りがますます盛んになる。江戸時代には、藍染は労働着から高級な衣装まであらゆる素材を染める手段として活用された。19世紀以降も藍の生産は継続したが、20世紀に入ってからは化学合成物による人造藍の輸入が進み、古来から伝わる日本独特の藍染は衰退していった。特に20世紀半ばの大戦時には藍染の原料であるすくもの生産が中断した。畑が食料畑に転換されたためである。そこで藍染の歴史はいったん途絶えかけるのだが、そのような中でも古代からのすくも作りを守り抜いた人々のおかげで、今日まで辛うじて藍染のライフラインは継承されている。
#「藍染の染め方」
江戸時代から続く伝統的な藍染めは、主にタデ科の植物である蓼藍(タデアイ)の葉を乾燥させ、その葉を100日以上発酵・熟成させて作った「蒅(すくも)」を用いて染色を行います。
蒅(すくも)とは藍染めの染料のもとになるものですが、そのままでは水に溶けず染料にはならないため、さらに灰汁・石灰・酒などを混ぜて発酵させて染め液を作ります。その染め液に布を漬けては取り出し、空気に触れさせるという作業を何度も繰り返して、少しずつ好みの色に近づけていきます。
藍は酸化することによって発色するという特徴があるため、色を濃くするためには染め液に漬けては取り出し、空気に触れさせるという作業を何度も行う必要があります。こうした手間と時間のかかる作業をひとつひとつ繰り返すことによって、緑から美しい藍色へと変化していきます。
#「藍染の特徴」
虫を寄せ付けない防虫効果
汗臭さなどを抑える消臭効果
アトピー性皮膚炎に優しい抗菌効果
日焼けを防ぐ紫外線防止効果
解熱・解毒・抗炎症薬としての効果
藍は古くから解熱、解毒や抗炎症薬等に用いられる薬用植物として重宝されており、江戸時代には毒を持つ生き物にかまれた傷の治療に利用されていたという記録も残っています。
また藍には消臭効果や虫よけ効果があるため、古くから酒造業、蕎麦屋、呉服商などの多くが藍染の「のれん」を利用していたことから、藍染のれんは現代でも店の顔として愛されています。
#「藍染で表現できる柄の例」
【抜染】
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【型糊染】
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【板締め絞り】
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#「藍染ファッション」
藍染めのアイテムには、実にいろいろなものがあるんです。シャツ、Tシャツ、ジャケット、ブルゾン、ストールにハット。そして、ポロシャツやパンツまでもが登場しています。
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