鼻からスイカは出産の例え足るか?【慢性副鼻腔炎】
皆さんこんにちは!
初投稿がこんなタイトルでいいのか?
ということは置いておいて、先日、慢性副鼻腔炎の手術をしました、佐藤です。
慢性副鼻腔炎とはなんぞや?
という方々のために少しだけ説明すると、副鼻腔(目や脳に近しい場所にある鼻の奥)に、膿が溜まる病気です。
健康体だった私が、急に耐えきれない頭痛に見舞われ、「すわ脳腫瘍か?」「もうすぐ私は死ぬのか?」と思ってMRIを撮ってみると…
「佐藤さん、慢性副鼻腔炎です」
「まんせいふくびくうえん…」
見事に拍子抜けです。
難病の覚悟をした手前、どっと体の力が抜けました。
緊急性は低いそうですが、頭痛とうまく付き合っていく必要があります。とのことで、悩みに悩んで、手術をすることに。
鼻の軟骨などをゴリゴリ削り、リフォームします
私が手術前に先生から受けた説明ですが、失敗も少ない手術なのか、とてもライトに説明を受けます。
入院スタート!
・ナースステーションから執刀医の悪口が聞こえてくる
・認知症のおばあちゃんから脱走を誘われる
・動けないおばあちゃんからナースコールを押してくれと頼まれること計3回
そんな波瀾万丈の出来事から始まった副鼻腔炎の手術初日。入院中の面白エピソードは気が向いたらまた書きます(´∀`)
入院はだいたい1週間らしいとだけ聞かされて全身麻酔の手術に。
初めての全身麻酔の手術。
ドキドキでしたが、終わってみたら一瞬であっけないものでした。
手術後は痛み止めのせいもあって、痛みはありません。
しかし、鼻呼吸ができない!!
両方の鼻の穴に2cm×6cmくらいの膨らんだコットンが詰まっているのです。
何が辛いって、オール口呼吸!!!
オール口呼吸の辛さはなってみないとわからないものですね。わたくし、花粉症ですし、鼻詰まりも経験しておりますが、こんなにゼロ鼻通りの状態は初めてでした。
喉と唇がガサガサに乾燥するし!
食べ物、特に飲み物が飲み込めない!
鼻はパンパンに腫れるし、
何より目もパンパンに腫れました。
普段鼻に流れていくはずの涙が、全部外に出てくるので腫れるらしいです。
入院中は目が開かなかったことが一番辛かったですね。
そして待ちに待ったコットンを取る日
ここでようやくこの記事のタイトルを回収です。
鼻にパンッパンに詰まっていたコットン。
あきらかに鼻のキャパを超えて詰まっているコットン。
まったく呼吸ができないくらい詰まっているコットン。
これは鼻にスイカが詰まっているといっても過言ではない
そして、先生に抜いてもらった瞬間…
これは…出産の時の感覚だ…!!
数年前、6時間の陣痛の後、すぽーーーんと出てきた3000gの息子。その時と同じ爽快感が、身体中を走りました。
もちろん、6時間の陣痛に代わるものではないですが、出たときの爽快感、おわったー!という感覚は近しいものがありました。
その時は思わなかったのですが、のちのち、
「昔から例えとして使い古されている鼻からスイカは、案外まとを得ているのかも…?」
と、思った次第。
出産と副鼻腔炎の手術を経験した人、ご意見お待ちしております〜!