日記 アリババのジャック・マーさん、人生の チョコレートボックスのスピーチを見て
アリババのジャックマーさんのスピーチを見た。
これを見て、とても驚かされた。
私たちは、成功者は頭が良くて良い大学出てたり、才能があって、人よりもより良いものを持っていて、人とは違うレールの上を歩いていてて、成功とは無縁の存在だと思っていたけど、
この方の話を聞いたら、
もう何から何まで、失敗ばかりで、
私たちと全く一緒だと思ってとても身近に感じられた。
就職落ちたとか、その落ち方とか、
大学落ちたとかその回数とか、
普通ならショックで立ち直れない。
それぐらい輝かしい成功の「せ」の字とは無縁だと思わせる人だった。
でもそこで私たちとは違うところがすごくて、
社会からの断絶や拒絶されっぷり、
そこまでダメでも、全く意に介さず、
めげない精神力とか、
底から這い上がる根性や、
モチベーションの保ち方や、
類稀な前進力とか、
全てを切り裂く野心とか、
闇の中でも希望を見出そうとする力とか、
これ以外にもインスタにも動画上がってたのを見たのですが、
なんか未来予想図へのマインド?
ビジョンの持ち方などが、
普通の人とは違う感じがしました。
なんか、ハーバード何度拒絶されても、いつかここで先生になりたいな、イヤなるぞ!とか、思ってたらしいので、その発想に至るプロセスとか、根拠ないのに持てる力維持出来るパワーとかが、
普通の人ならへこたれるところなのに、
とてつもなくまっすぐで、凄かったです。
あとは、もし起業を考えてるなら、
小さな会社の方が夢と情熱を持てる、
大企業は歯車になってしまうからダメだ、とか、着眼点も違うし、具体的なアドバイスだし、みんなと同じでは全くない、むしろその逆をついてくる個性的な側面、みんなと同じだと目立たないからだと思うし、自ら進んで孤立をしてくる感じ、こういうこと言ったら普通はそんなのイヤだからやめるって人ばかりになると思うのに、あえてそれ言うところとかとてもユニークで優しくて好きだ。
早く簡単に、ではなく、
遠回りも苦労も世間の辛酸さえも、
厭わない姿勢の良さというか、
世にありふれてる、専門用語連発でわかりづらく、胡散臭い成功者の法則やら秘訣やら、上から目線の哲学などではなく、献身的にシェアしてくる目線の下げ方とか開けっぴろげでカッコいい、
ただただ実直で、単純明快、苦労や努力の人である点。失敗から謙虚に学ぼうとする姿勢なんかも大切にされてるみたいで、普通はプライドや見栄が邪魔して、自分の成功例や良い点ばかりに目が行きがちで、失敗例や悪い点には着目しづらいところも、きちんと逃さず押さえようとする貪欲なところとか、
難しくて誰もが嫌がることを、何よりもまず大事にし、疎かにしていない点に感銘を受けました。
他のアメリカとかの成功者の人のいわゆる美談や輝かしい歴史とは全く逆で、一味も二味も違った苦労を知ることが出来て、
この人の成功体験は、
今人生のどん底にいる人、
自分はダメな人間だと自信を失っている人、
何もかも諦めてしまっている人に向けて、
とても明確で、
貴重な励ましのメッセージになっていて、
本当にとても素敵だなと、感動しました。
でも振り返るとこれも昭和的なイデオロギーやアイデンティティーと言えるのかもしれません。でもやっぱり私の胸にはこういう泥臭くて謙虚な方の言葉の方が刺さります。
補足として、むかし江戸前寿司の凄い有名な職人さんが、語っていたことで、「自分は誰よりも不器用で下手くそだった、だから、人の何倍も努力しなくちゃならなくて人の何倍も努力した、だから今の成功がある、自分の欠点がなければこんなふうにはなれなかった」と語っていらして、なんか、欠点を克服するために実直に自分に向き合った苦労とか、その方と似たような印象を持ちました。
なんか、挫折したり、ちょっと落ち込んだりして、頑張ってるリーマンや、受験生や、就活生や、転職中の人などに向けて、気休めかもしれないですが、くるりの曲をどうぞ。
こっちの方が、ハッパかけられる感じ。