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動画 838人の殺人ギャングがいるエルサルバドル収容所 / ギャングの掟(ディスカバリーチャンネル)



短い数分足らずの動画なんですが、エルサルバドルの刑務所の動画をディスカバリーチャンネルのYouTubeで見つけたのでご紹介します。

私はエルサルバドルは、金銭とお手紙で子供の支援をしていたことがあって、貧困の国であることぐらいしか知りませんが、やっぱり治安も相当悪いのだと知りました。

文通していた子供からの紙には、敬虔なクリスチャンであること、そして家はコンクリートを打ちつけただけのもので出来ており、冬は寒く夏は暑いとのことでした。でもいつも海の向こうの私の幸せを考えて、神のご加護を、とか、あなたがどうか幸せに過ごされます様に、とか、いつも優しい言葉をかけてくれるおうちの子で貧しくても他人を思いやる気持ちに溢れていて心は純粋でとっても綺麗だったのを覚えています。

今回、エルサルバドルの刑務所の動画を見て思ったのは、意外と、と言ってはなんですが、

息子には同じ道を歩ませたくなかったとか、子供が犠牲になって後悔が拭えず、数日頭をよぎるとか、刑務所を出たら更生して自分の人生を歩みたいとか、人間性を全部失ったわけではなくて、ギャングで最低な奴らでも良心も残ってる部分があるのだなと思ったことです。これが結構意外でした。もっと凶悪で常に牙を剥いていて良心のかけらも残ってないような獣みたいな、手のつけられない連中だと思ってましたので。

もちろんレイプをしておいて開き直ったり、仲間を裏切ったり人間のクズみたいな奴など千差万別で、良心のかけらもないような人たちもいましたが、

でも子供をレイプした男とか、他のギャングが許すはずがなく、罪の中身によってはボコボコにしばかれてそうなイメージあります。

この人たちが育った環境がそもそも底辺のギャングが蔓延るテリトリーで、ギャングに入る未来や関係性がすでに出来上がっていたりするのって不遇としか言いようがなくて。不幸としか言いようがないなと感じました。教育もなければまともなコミュニティが存在してないわけですから、

でも一般人との線引きがある様だったので、やっぱりどうあっても同情は出来ませんでした。

ただエルサルバドルは、人を殺した人数が、他とは桁が違う所が、怖い所だなと感じました。
あと、ボスも一体どんな手を使ってあの凶悪な受刑者たちを束ねたとか、方法が気になったり、その怖さみたいなものが、わかるようでわからなかったので、闇が深く底が知れず怖かったです。

それからロシアの刑務所もアメリカの刑務所もテレビで見たことあるのですが、アメリカの刑務所はなんか、皆、檻から手を伸ばして掴みかかって来そうな感じで、咆哮とか涎とか迫り来る野獣みたいな怖さがあった記憶があります。

ロシアの方は、刑務所が綺麗で、違う意味でまるでスタンリーキューブリックのシャイニングみたいな怖さ、人間らしさをすっ飛ばした怪物のような怖さを醸し出していて、ロシアは気配が戦慄でした。でも中には、凄く痩せ細って雄弁に語る弱々しい人もいて、妙に顔が青白かったり、触れてはならないテリトリーって感じがロシアは色んな意味で怖かった。

刑務所もお国柄があるのが不思議で凄いなあと感じます。


実は私も1人、殺人者の人知っているのですが。ちなみに被害者の子もよく知っている子でした。

加害者の人は虫も殺さぬような優しくて頼りがいのある人格者。ドス黒さのかけらもない人だっただけに、そんな人が殺人なんて、まるで青天の霹靂、嘘のようでした。

加害者は子供の頃に大変お世話になった方で、被害者の殺されてしまった子はランドセルをあげたり子供の頃から知ってる子だっただけに、その凄惨な事件はショックで悲しくて、今でも忘れられません。動機は、ひどく身勝手で、とても不可解で、そんな立派な人だっただけに後々まで意味不明な謎が残りました。

だから人って、わかったつもりでわからない、というのが大人になった今でも強く先入観としてあり、

なんか殺人と聞いて昔の事件を不意に思い出してしまって、これ書こうか迷って5回ぐらい書いたり消したりしたんですけど、ずっとモヤモヤしてしまったので書いてしまいました。

やっぱり身近にそういう人がいて知っていると、殺人とかって特別なことでもなんでもない気がするんですよね。起きる時は起きるものだという認識になりました。

ギャングとかだったら、見かけとかで、わかりやすいんですけどね。

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