復活の100円ラーメン
「ラーメンが100円で食べれる店があるよ。」
小学校1・2年の頃、同級生に言われ西八王子の北口すぐの2階建の急な階段を登った先にそれはあった。
そこから9年位は行っただろうか。
西八王子の人間は「100ラー」とか「100ラメ」とか言ってたが僕らは「100円」と言ってた。
「昼どうする？100円にしようか。」ってな使い方。
故に「満福亭」という店名で呼ぶ人間はいなかったであろう。
常連にクイズにしても回答率低いのではないだろうか。
100円握りしめていた日々も遠い昔になり薄れて来た日曜、桑都テラスに復活したと聞き、行かねばとチャリを走らせる。
当然、店前には長い列。
みんな財布を見て100円があるかの確認。
あの頃とは違い時代はキャッシュレスだ。
そして対面の時。
バラ珍の再会する時ってこんな気分なのだろうか。
このビジュは当時を思い出す。
スープを飲むと、店の情景が浮かぶ。
テーブルから生えてる給水機。
タッキーの新聞切り抜き。
書いたらキリがない。
今は希少な存在になったやさしい醤油。
キャッシュレス生活だけど今後もここのために100円玉何個か財布に入れとこ。
