MVP じゃないと駄目ですか?
大谷翔平にMVPは必要ですか?
MVPは、日本人の物でもアメリカ人の物でもありません。ベーブルースが偉大な事は誰もが知っていますが、ベーブルースが、MVPを何度取ったのか、私は興味がありません。
ベーブルースは、歴史上の偉人なので、細かな数字など必要とされていないのです。
大谷が、MLB通算600本塁打を打つことは
恐らく難しいでしょう。200勝する事は不可能と言えるでしょう。一塁までの到達タイムも、いつか忘れられるでしょう。切れ味鋭いスライダーも、落差の鋭いスピリットも、いつか、語られなくなるでしょう。
160キロを超える速球と、パワーとスビードを兼ね備えた、美しいフォームで放たれるアーチは、永遠に語り継がれるのかも知れません。
ジャッジは素晴らしいです。今、MLBで最も愛されている選手なのかも知れません。
しかし、50年後、100年後、歴史や私達の
子孫は誰を覚えているのでしょうか?
今は、まだ誰も知る由もないのです。
だから、夢なのではないでしょうか。誰も見た事の無い物だから、人は感動し、心を揺さぶられるのではないでしょうか。
それは、いつまでも見られる夢ではないのかも知れません。明日、無くなってしまう儚い夢なのかも知れません。故に、大谷翔平は
誰よりも美しいのでしょう。
大谷翔平にMVPは必要ですか?
私達は、彼の変わりにノーと言っても良いのではないでしょうか。そんなのいらないよって。