
アイドルオタク、深夜のひとりごと「美しく終わるということ」
こんにちは、絢です。
ジャニオタ出身、現在はスターダストプロモーション所属のアイドルグループ「M!LK」のファンとして、み!るきーずライフを満喫するアイドルオタクです。
ジャニーズから始まった私のアイドルオタク人生ですが、ずっと答えが出ていない永遠のテーマがあります。それは、「アイドルとファンにとってのゴールとは?」という問いです。
多くのアイドルグループは、活動する上で目標を設定します。
どこどこの会場を埋めたい、とか。
紅白歌合戦に出たい、とか。
いずれは世界進出したい、とか。
私が応援しているM!LKの大きな目標は、「ドームツアーをすること」です。
他にも「紅白歌合戦の司会を務めること」などがありますが、1番口に出して言うことが多いのがドームツアーだと感じています。
ライブ会場のキャパシティも少しずつ大きくなっていって、1歩1歩着実に夢に近づいていることをド新規ファンながらも感じています。
その一方で、少しだけ頭の中にクエスチョンマークが浮かびます。
アイドルを応援する上でネガティブなことはあまり考えないようにしている私ですが、ふと思うのです。
「目標を達成したら、どうなるの?」
彼らにとってドームツアーは「集大成=活動に終止符を打つ区切り」なのか、「これからもアイドルとして生きていくための通過点」なのか。
現時点でこのことについての言及はないので、ここでアレコレ想像しても意味があるとは思えません。だからこれ以上考えるのは辞めます。
でも、「アイドルとファン(以下:『私たち』)にとってのゴール」って何なんだろう。
何日か考えた上で、自分なりの答えを出すことができたので書いていきたいと思います。
私たちにとってのゴール。
それは、「美しく終わること」だと思います。
多くのアイドルは10代~20代でデビューして、早ければ30代に入る前、長くても40代後半に差し掛かる頃には活動が終わります。
その後は「アイドル」以外のキャリアを歩むことになりますが、俳優さんや芸人さんといったように、何歳になっても「アイドル」として活動を続けることは難しいと言えるでしょう。
つまり、「終わる時期がある程度決まっている」。
言い換えると、「結成時点から終わりに向かって走り始めている」ということになります。
何て身も蓋もない、と思われてしまうかもしれませんが、私にとって「アイドル」とは「いつか必ず終わりが来る存在」で、「同じ時代を生きていないと巡り合えない存在」です。
少し話はそれますが。
私は少年隊の楽曲が好きで、過去の映像を見ることも多くあります。
今の時代になっても若いジャニーズタレントさんによって歌い継がれていたり、音楽番組で紹介されているので、私は後輩たちのカバーや過去映像によって「昔の少年隊」を見ることができますが、
それはリアルタイムではないんですよね。
リアルタイムで少年隊を見ようと思ったら、自分の親と同じくらいの年に生まれなくてはいけません。これから私がどんなに少年隊のことを勉強しても、同じ時代を生きたファンの方と同じ感覚にはなれません。
1960年代くらいに生まれて、リアルタイムで少年隊を追いたかった、と何度も思ったことがあります。
「アイドルを追うこと」って、「その人と同じ時代を生きていること」が鍵だと思っています。
同じ時代に生まれて同じ時間を共有して、一緒に歳を重ねていく。
推しがほぼ同い年だったりすると、懐かしいものトークを聞くのがすごく楽しいです。笑
ライブは、アイドルとお客さんの二者が同じ空間にいることで成立します。
スポットライトに加えて、ペンライトで照らされることでアイドルは更に輝きを増していきます。
すみません、脱線しました…。
さて、「美しく終わること」についてもう少し深掘りしていきます。
先述したように、アイドルにはいつか必ず終わりの日が来ます。悲しいし、寂しいですが、
「一緒にいられる時間が限られている」というその刹那的な儚さが、また、アイドルの魅力だと思っています。
なので、せめて彼らがマイクを置く日までの限られた時間を精一杯楽しい思い出で埋めて、よくMCなどで語られる「最高の景色」を更新し続けていきたいと思っています。
わがままかもしれませんが、彼らがマイクを置く瞬間「これまで活動してきて良かった、未練はない!!」と思って欲しいのです。
それが「美しく終わること」だと思っています。
私たちがおじいちゃんとおばあちゃんになった時、一緒に作っていった思い出を「あの時は楽しかったなぁ、最高だったなぁ」と胸いっぱいの愛しさを感じながら振り返りたいです。
我ながら重いです。笑
最初はただ「元気をくれる存在」だったアイドルが、自分の中でここまで大きな存在になるなんて。
重い。非常に重い。
今掲げている「目標」が集大成なのか通過点なのかは分かりませんが、
少しでも長く一緒にいたいし、
長い人生の中の一瞬を、一緒に駆け抜けていきたいです。
という、アイドルオタクのひとりごとでした。
追記。
M!LKの楽曲をシャッフル再生しながら書いていたのですが、
偶然流れてきたこちらの曲の歌詞が、この記事を書いている時の自分の気持ちにぴったりでした。
聴きながら泣きそうになっちゃいました。