維新を10年以上支持してきた者のひとりごと

長文になるが、10年以上維新を支持してきた自分の今の心境をダラダラと書きます。
投開票前に相当悲観的な文章になりますが、正直な気持ちを表しました。

今回も選挙区・比例ともに維新へ入れるが、今後の維新の展望は正直明るいものになりそうもないなと感じています。

維新がここまで失速した理由は色々あるけど、
大きくはこの6つに絞られるのかなと考えている。

①万博のネガキャン報道
②橋下氏からの執拗なバッシング
③地方議員の不祥事と離党者続出
④自民の裏金問題で、与党への反対志向が強い野党第1党に票が集まる傾向
⑤政治資金規正法の政局でのゴタゴタ
⑥兵庫知事の問題報道

この中で自発的に抑えることができたのは③くらいで、あとは外部的な問題によって逆風が吹くことになったので。
正直、ここ1年の維新はとことん運が悪かったとも言える。

それと、橋下氏のバッシングは度を超えていた。
もはや単なるイチャモンや私怨の類いと言っても差し支えなかったが、
維新の創業者だと思われているので、その批判が正しいものだと信じ込む人も多くいたと思う。
TVやXで連日こき下ろされて、それがネットニュースの山になり、また多大な損害を受けるという、見事な負のループが生まれていた。

また、④で立憲が相対的に支持を上げて、野党第1党の地位を確たるものにしたことも維新凋落の大きな転換点であった。
ただ、最も大きな要因は⑥だと感じている。
この問題が起きなければ、衆院選で現有割れの危機に陥いることもなかったと思う。
おそらく、40〜60議席のレンジで収まっていただろう。
場合によっては60議席台ということもありえたかもしれない。
その予想をしている記事も幾つかあった。

⑤においては、政策活動費の領収書10年後公開の案も悪手になり、このことで支持もわりと落としたと思う。
自民は30年後公開を交渉してきたので、納得しうるギリギリの案として妥協で10年後公開を言うしかなかった現実は分かる。
自民がうんと言わないと、法案は成立しないのが現状なので。

ただ、もとから自民と交渉して法案を成立させようという気がない他の野党は、自由気ままに理想論だけを詰めた案を披露していくことになり。
それが結果として、対比になってしまい。
維新は、自民と変わらない守旧派だというレッテルを貼られることになった。

①〜⑤でジリジリと支持を落としている矢先に⑥が炸裂して、凋落のトドメを刺されたなと思っている。
知事問題の立ち回りの悪さは反省の余地もあると思うが、事実解明を優先するという維新の方針も全て否定するものでもないと思う。

ただ、事実解明を冷静に唱えていても、
報道によって知事は完全に悪とされてしまったので。
結果的に維新の主張は知事擁護に見えてしまい、最終的には最も損害を受けるという、本末転倒な結果になってしまった。
この問題により、維新は比例票が激減して、
比例は2017年レベルまで落ちる可能性も充分にある。

今回、全体で30議席台前半だったとしても、大幅減に変わりはないと思う。
選挙後も展望を開くのはなかなか難しい現実が待っていると感じる。
自民でも立憲でもないという票は、今後ますます国民民主に集中していくことが予想されるので。
全国展開はほぼジリ貧の一途になり、肝心の関西も大阪以外は立憲が上ということも充分ありえると考えられる。

参院選は比例数議席と大阪2議席だけという無惨な結果も今から予想してしまうほどに、終盤情勢の維新は衰退を表していた。
選挙後、この予想を巻き返すのはかなり難しいとは思うが、まずは代表を交代するのが最初の一手になる。
馬場代表も彼なりに上手くやっていたと思うが、どうしようもない外部的影響があまりにも甚大なダメージを維新に与えているので、まずは代表を変えて、イメージを少しでも良くするしかない。

吉村知事が代表になるのが、いちばん支持率的にはいいと思うが、彼が代表を受ける可能性は低いと考える。
となると、最有力は藤田幹事長しかいないと思う。
TVでの討論力や見栄えの良さを考えると、国会議員の中では最有力かなと感じる。
次善の策として、青柳議員もありかなと思う。
ちまたで言われている東議員はナシかな。
Xでポンコツな発信を何度も拝見しているので。

いずれにせよ、選挙後は2017年より大変な道のりが広がっていると思うけど、まずは分裂せず、
存続をして、コツコツとできることから何でも改善していってほしい。

政治は一寸先は闇なので、チャンスが来たときはその波に乗れるようにしてほしいです。
その為にも、地味に政党としての実力を付けていってほしいです。
これからも是々非々で応援をしていくので、
維新、頑張ってください。
以上、長文終わりです。

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