砂漠雑感#074 いわゆるインバウンド旅行客
旅行・観光消費動向調査(2023年)によれば、昨年の旅行、観光の消費額は、28.1兆円で、金額では、
日本人国内宿泊 63.4%
日本人日帰り 14.7%
日本人海外(国内アレンジ)0.9兆円
で全体の8割以上を占め、いわゆるインバウンド(訪日外国人)は、5.3兆円となっている。(18.9%)
観光業は外国人によって支えられているのではないことが良く分かる。
確かに、10年前の2014年との比較では、外国人が2兆円から2.6倍になっているのでかなり伸びているが、日本人も合計では、18.4兆円から21.9兆円増えている。但し、円安のためか、海外旅行は10年前は1.1兆円から0.9兆円に減少している。
最近、京都は大混雑なので、行くのはやめておこう、という日本人も増えている。小職が京都に住んでいた頃はちょうどコロナだったので、どこの寺社仏閣でも並ぶことは無く、毎週どこかに自転車またはバスで出かけていた。バスも混雑しておらず、殆ど座ることができた。
昨今、外国人が増えたことで、日本で、日本人が締め出されるというのは、やはり問題ではないか。
インド生活時代、タージマハルや他の名所では、大概、10倍以上の外国人価格が設定されていた。
緊縮財政のために、経済規模が拡大しなかったこの30年で、完全に物価水準は相対的に安くなってしまった。日本が安く買われるのは困る。ここは現実を直視し、大胆な外国人価格を設定し、人数調整をしてもいいのではないか。
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