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朝倉彫塑館 「朝倉文夫没後60年特別展『ワンダフル猫ライフ 朝倉文夫と猫、ときどき犬』 」展
谷中の朝倉彫塑館は、重要文化財「墓守」で知られる彫刻家 朝倉文夫のアトリエ兼自宅を転用した美術館で、建物自体も登録有形文化財に指定されています。
今回の特別展では猫をモチーフにした作品をまとめて展示。
朝倉は猫好きで一時は17匹も飼っていたらしい。
見ていて思ったのは、近代彫刻のポイントのひとつは、身体の内側の骨格・筋肉の動き・量塊感をいかにリアルに表現するか?にあって、全身しなやかに動き、またクニャっとくつろぐ猫は、そのモチーフとして最適だったのであろうなということ。
背骨や尻尾のしなり具合、肩や腿の盛り上がりが瞬間をとらえていて今にも動き出しそう。
そこから急に発想が飛んで、そーいった写実・リアリズムを重視する近代彫刻が、動き・量塊感を抽象的に表現するムーアやジャコメッティへと進み、それがより概念化し、コンセプトそのものみたいなジャッドやカロの立体作品になっていったのだろーか?と思いました。
ロダン・朝倉 → ムーア・ジャコメッティ → ジャッド・カロ
写実 → 抽象 → コンセプト?
その後、観光客で賑わう谷中銀座をぶらぶらと通り抜けて、千駄木の洋食店 Ryuでランチ。
ハンバーグ、チキンカツ&メンチカツで大満足でした。
朝倉文夫没後60年特別展「ワンダフル猫ライフ 朝倉文夫と猫、ときどき犬」
【会場】朝倉彫塑館
【会期】2024年9月14日~12月24日
【訪問日】2024年11月10日