#ゴルフ 上田のゴルフ物語!No89 さあ始まりますよ!
◉さあ如何なる?子供達!
昴から一言、「るた」と「るく」に言った。
「筋肉は、間に、休憩をいれないと太くならないし、鍛えられない。また、食べ物を食べないといくら鍛えても筋肉は付かないよ。」
「えっ、じゃあどうしたらいい?」
「高周波トレーニングは、3日に一度。1日は食事、1日は休憩。と言うふうにしよう。」
だから今日は、タンパク質を摂ろう。明日は、休憩。明後日は、トレーニングだ。
「じゃ、鶏肉たべよっと。」
「るく、私にも!」
そして次の日、休憩だ。少し筋肉痛があった。明日は、トレーニングの日だ!楽しみ!
次の日、
「早く行こ!るく。」
「うん、るた。」
整体院についた。何時もの様に院長が側に来た。
「さっ、始めようかな。」
「早く、着けて。」
器具を装着した。準備完了。
「さあ、行くよ!レベル6からだよ!」
「分かりました」と「るく」と「るた」。
機械のスイッチが入った。
「うあーー!痛い、痺れる!」
「るく、どうだ?耐えられる?」
「うん。るたはどう?」
「なんとか、大丈夫!」
「俺も頑張ってる。」
「はい、7分終了。2つ上げるよ!」
レベル8になった。
「うおーーーーーっ、きく〜。」
「きたーーーーーーーーーー!」
「腹の付近が波うってるよ。ドックンドックンしてるよ。」
「周期的に来る。この電気の波。うあーー」
「はい、7分終了。また、2つ上げるよ!」
レベル10になった。まだまだ続く。
ようやく終わり、ほっとしている。
「まだ、電気が流れているかんじだよ。でも筋肉痛は無いな?まだ痺れはある感じだけど?」
「うん、るた、なんか特別に鍛えられてる感じはするよね?」
「ああ、だって、何千回分もの鍛えた価値があるんだろ?短時間でさ。」
「でも、まだレベル10だからね」
「そうだね。えへ、まだまだきつくなるのかなあ?」
「パパは、まだレベル30になった後が楽しみって言ってたけどなんでかなあ?」
「えっ、レベル30の先に何かあるの?何が?」
「分かんない。わかんないけど続けるしか無い。飛距離のが上がるためだ。」
「そうね、ちょっとは、体幹力着いたかなあ?」
昴が2に言った。「チョット、スイングしてみてよ。」
渋々、2人はクラブを持った。
「ビュンビュン!」
「うん、まだまだだね!」
「それじゃ、毎日3,000回の素振りをメニューに取り入れよう。」
「さっ、さっん、3,000回?」
「毎日、?」
「そう、学校から帰ったら、やるんだ。理由を今から説明する。るくとるたは、スイング軸がぶれている。まだ、クラブが身体にあっておらず重いこともあるけど、今、高周波トレーニングを積んでいる。これを取り入れる事で、効果が得られるんだ。今やらないとダメになる。そう、ここ一ケ月だ。やれるかな?」
渋々、
「は〜〜い。」2人は声を揃えて言った。
それから、体幹がつくと、食欲が増してくる。2人は、普段の2倍食べるようになった。特にタンパク質を摂るようにまた、バランスにも気をつけて。偏らないよう他の栄養素も取った。
高周波トレーニングがレベル25を超えた頃、昴からまた、変な事が告げられた。
「るた、るく、チョットいいか?」
「なあに?」
「今日は、高周波トレーニングは、レベル30を終える。終了ご、別メニューに移る。そのつもりで。」
「別メニューって?」
「まあ、行ってからのお楽しみ。」
「ぱぱっていつもそうなんだから、ねっ、ママ!」
「まあ、行けばわかるかな?みるプロ、くるみプロ、上田プロ、城田プロそして、私達2人もみんな経験して来た事だから。」
「えっ、何何?興味深々なんだけど?」
そして、レベル30のトレーニングを終えた。
「院長!例の事をこの子達に始めて下さい!」
「はい、分かりました。スポーツ者用高周波トレーニングですね?」
「スポーツ者用高周波トレーニング?じゃ、今までのは、何?」
「今までのは、ただのフィットネスクラブでやる事にチョット毛が生えた位のトレーニングだよ。」
皮膚から10センチくらいまでの効き目があるからね!」
「じゃ、そのスポーツなんとかってのは?」
「皮膚した、15cmまで及ぶんだ。そして、電気の周波数が違う。まあ、試して見て。前回の20倍は効き目あると言われている。」
「に、にっ20倍?」
「それじゃ始めようかな!」
パットがこの前より6枚ほど多かった。腹巻状態だった。
そして、スポーツ用高周波トレーニングが始まった。
「まず、レベル3くらいから始めよう。スイッチ入れるよ!」
「うおーーーーーーーーーーっ!るくどうだ!」
「うわーーーーーーーーーーーっ痛い。たまらないよ!」
はらわたが、奥底から抉り返されるようであった。そして、電気の痺れが周期的に波打つように来る。心臓の鼓動の様に。これが、7分間続く。今回のスポーツ用高周波トレーニングは、1時間だ。8回行われ、休憩が間、1分ある。
「はい、7分間経ちました。レベルを2個上げるよ!いいね。レベル5だ。」
院長は、容赦なくレベルを上げていった。最後の7分間。レベル17まで行った。
「最後の7分間、レベル17だよ!」
「うおーーーーーーーーーーー、腹が腹がえぐられる〜う。うっ、、」
「何、この波打つ様な、振動。まるで、お腹を電気の波で叩かれている様な、激しい周期。もう、きつくて、痛くてたまらないわ!」
側で、昴パパときららママは、笑っていた。
「終わってみてどうよ?るく、るた」
「まだ、ビリビリ電気が走っている様。お腹や尻の筋肉が変?筋肉痛は無いのかなあ?」
きららが言う。
「無いわよ!でもね、腹筋の運動に換算したら18万回くらいに、相当するだってよ!18万回腹筋すれば、どれくらい時間がかかる?凄く効率よくできるんだから。一番良い事は、体幹力が物凄くついて自分でもびっくりする位になるわよ!まあ、あと、1ケ月通って。そうね、回数は10回ね」
「えーーーーーーーーーーーっ後、10回も!」
「そうよ、まだレベル30までいってないでしょ!」
「えっ、あれが、30になればどんなになるのか想像がつかない。ね、るく?」
「そうね、もっともっと、腹えぐられるかなあ?」
そして、ぐたぐた文句を言いながらも、2ケ月通った。2人にしては、良く我慢したものだ。
そんなある日、昴が2人に言った。
「るた、るく。クラブ持って来なさい!」
「は〜〜い。」
「素振りしてみてくれないか?」
2人は、2、3回素振りをした。見違える様にスイング軸はブレていなかった。ヘッドスピードも以前と比べと数段速くなっていた。2人は、もうすぐ中学生となる。
「ヘッドスピードを測ってみようか?」
「うん!」
「えーーーーー、るた、39m/秒。るく、37m/秒」
「う〜ん、納得いかないなあ!な、るく。」
「ええ、もっと速くなっているかと思った。」
「確かに、前より速くなっている。そこで、お父さんからチョットした、アドバイスをしよう。ヘッドスピードが今のままで速くなる方法だ!」
「そんなんあるの!あるならもっと早く教えてくれればよかったのに!もう。」
「そうよそうよ!勿体ぶって。パパったら」
「違うんだ。体幹力も備わっていないなら出来ないんだ。だからその準備が出来てないのに、出来るわけが無いだろう?」
「変な言い訳?」
「いいから、早く。」
「分かった、分かった。まず、速く振ろうとして、腕に力を入れて、目一杯振ろうとする。これは、頭から捨てて!」
「えっ、そうなの?それじゃ、どうやって?」
「まあまあ、落ち着いて。まず、アドレスからの始動は、肩をまず回す。回すと腕はそのままでも、横へ30センチ程は動くだろ?やってみて。」
「あー、動く動く。手は動かさないんだね?」
「そうだよ。」
「次に、腰を10°右へ回して見て?」
「あー、更に横へ20センチ動く。」
「それからなんだ、対戦な事は!」
「それから、どうするの?」
「左手を伸ばしたまま、右肘を畳みながら右肩と頭の間の肩口方向へ向けて上げて、上半身を腰から捻り始める。トップは、頭の位置より高く持ってくる。両膝は、地面から離さない。そして、頭の位置も動かさない。」
「何か、窮屈だね!」
「切り返しは、左腰から始め、腕は右脇腹目掛けて引き下ろしてくる。左肘は、伸ばしたままである。腕には力は入れない。イメージは、身体の回転に腕が舞は巻きついてくる様に。縦に振り下ろし、腹筋と尻に力を入れて行う。腕や手首に力を入れない。むしろクラブをそのまま放って置くイメージが良い。例えば、でんでん太鼓のひもが先に付いているオモリの様に。身体の回転にあとから腕がついてくるように振る。」
「まだ何となくだけどイメージが分からない」
「バックスイングのクラブの先端の円よりダウンスイングの円は、必ず内側を通り、インサイドから必ず入る様に振り込んでいく。その時は、手首には絶対に使わない。」
「へぇ、大事な事ばっか」
「大切な事は、他にもある。頭の位置は、上下、左右、前後には、絶対動かさない。バックスイング開始からインパクトまでは、絶対。その後は、動かしてもいいけど。」
「あのー、パパ!高周波トレーニングのスポーツタイプ。あと2ケ月続けてもいい?もっとしっかりとした、体幹力を確立したいんだ。」
「私も!まだまだ、すこしフラついている様な気がする。スイートスポットを捉えたいから」
「まだ、スイートスポットに当たっていないかんじかな?」
「そんな感じがある。」
「そうだな、ミート率は、0.01違っても大きく違うからな。大切ななんだ!ミート率の話はまだしていなかったかなあ?」
「うん、まだ聞いてない!そんなに大事?」
「最高値は、1.57なんだ。これ以上は数値が無い。プロは、1.45〜1.50なんだ。シングルクラスで1.40〜1.48、スコア100を切る程の実力の人は、だいたい、1.00〜1.20。0.01違えば、同じヘッドスピードと仮定すれば、5ヤード違うと言われる。なので男性より非力な女子プロでもビギナーの力任せで打つ人より飛ぶと言う事があり得るのだ。データ解析は無視出来ない。科学の力も借りながら、飛距離を伸ばすんだ。他にとばすと言えば、ボールにかかるスピン量だ。これは、ヘッドスピードと密接な関係性がある。
バックスピン量は、飛距離に大きく影響する。掛かり過ぎても、かからなさ過ぎても良くない。飛距離が出ない。
やはり、科学の力も借りながら研究すべきだと思う。ドライバーで一番適切なスピン量は、2,700〜2,800回転/分と言われている。これは、目では分からない。カメラで捉えパソコンで計測しなければ分かり得ない。今後は、数値を測って行こう。飛距離を伸ばすために、まずは体幹力、ミート率、そして、バックスピン量を適正量に持っていく為に、不可欠なのが、「ボー球」だ。併せてこの技も覚えて行こうな。」
「はい。パパ」
さあ!子供達が、如何成長して行くか?次回まで。
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