高校生が大学へ行かずにギャップイヤーをしてみた。 vol.4
intro
この前TikTokで
「-悪用厳禁-好きな人を確実に振り向かせる方法」
というなんとも胡散臭い動画がスワイプしていたら出てきまして、
まぁ見ちゃうよね。
今日は、その動画からヒント得た話をintroでしたいと思います。
さて、前回の投稿で私が通っていた高校での探究活動について少し掘り下げたお話をしました。
まだお読みになっていない方は、こちらからぜひどうぞ。
多くの学生が、カリキュラムの探究活動に加えて
自主的に活動を行う風習さえもあり、学校全体がその活気にあふれていました。
そもそも探究活動は、
自分が疑問に思ったことや、改善した方が良いと思ったこと
といった内から湧き出るものを、適正なプロセスに落とし込みながら学びを展開していくものだと思います。
これをしたら誰かが助かるかもしれない!
これで、学習環境が少しでも良くなるかもしれない!
そんな、言ってしまえばお人よしで
でも、優しさに満ち溢れた気持ちが原動力となって活動が動き出したりするものです。
しかし、その探究活動も
何かの道具の一つになってしまったような気がして止まないのです。
大学受験。
うちの高校は8割9割が推薦型入試で進学します。
自己推薦・指定校推薦などなど。
最近の推薦入試のトレンドは、探究活動のポートフォリオを出して自分をアピールするような感じらしく、
もちろん戦略として、うちの高校でも探究活動を受験の刃として使っていました。
どうなんでしょう。
はなから、探究活動は受験のためのもの。
そんなふうに学校が思っていたのなら残念ではなりませんが、
でも少なからず、探究活動のような思考の仕方、学び方というのは
生涯学習につながるものです。
その学びを、他者に評価してもらうために使う、認識する、
このプロセスを経た時、
内的動機づけから外的動機づけ
へと変わっていってしまうのではないでしょうか?
せっかく、
これがこうなったら社会は良くなるだろうな
という心の中から生まれる原動力を、
この活動は、受験で評価してもらうために
という、他者からの評価ベースに探究活動が移ってしまう。
実際に、高校を卒業したのち
どれくらいの生徒が、同級生が探究活動を続けているでしょうか??
ほんの一握りだと思います。
好きなことを仕事にしない方が良い、というのはそういうことなのかな
自分の好きが揺らいでしまう。
理由なく好きであったのが、お金を得られるから好きになってしまう。
いや、そうやって変化していくのもまた当然なんでしょうか。
ワカラナイ
そういえば私は、一体どんな心持ちで探究活動をしていたんだろう。
誰かのため?合格のため??
うーーん。どうなんだろうか。
ワカラナイ
はい、ということで本編です。
大学じゃないと決めた高校3年生の12月
高校3年生になって、当然進路のことに頭を悩ませていた高校生の一人だったのですが、
夏に早稲田大学の自己推薦を受けて、不合格
秋に埼玉大学の自己推薦を受けて、不合格
やべぇやべぇと、本格的に焦り進路に悩んだ
そんな時に、アジア学院が進路先としてポッと浮上。
というのもその頃「大学に行くこと」についても懐疑的で、
自分の答えを出せずにいました。
「なんで大学行くの?」
そんな高3の11月に考えてしょーがないことですが、納得感というのもまた結構大切なことでもありまして
また同時に、
「本当に私が学びたいことは何?」
というそれもまたいやもっと早めに考えておけよ、というテーマにぶつかりまして
決められずに行くくらいなら、一年ギャップイヤーしてみてもいいよね
そんな思考をもって、アジア学院が進路先へと出てきたのです。
11月の末にアジア学院のキャンパスツアーへ両親と行き、
息子が夢中になっているコミュニティとは一体どんな場所か。
を感じてもらいつつ
改めて自分が行きたいか、居たい場所か、
というのを確かめに
そして12月の間、じっくりと考えて、たくさんの人に相談をしながら
アジア学院に行くことを決めました。
最後の最後、よし!決めた! と思ったのは、
姉との話し合いだったと思います。
ガストに夕飯を食べにいって、私の進路について話を聞いてくれて、
姉なりの意見を聞き、自分の想いを固めることができました。
ガストってのがまたウケる。
ということで、年越し前に進路決まり、少しホッとする一方で
ちょっと普通のレールからは外れることをよくよく認識し、
これまで以上に、”自分で”準備をしていく必要があるんだなと
覚悟を決めた時もでありました。
いよいよ夢の地へ!!!
地域によって違うようですが、
高校3年生の3学期はほぼ授業がないですね。
うちの高校は2月2週目から授業がなくて3月なかばの卒業式のみみたいなスケジュールでした。
今考えたらバイトとかして、4月からいっても良かったとも思いますが、
アジア学院にとりあえず早く行きたかったので
2月から早速行こうと思っていました。
しかし2022年 年明けて、またコロナの感染者がじわじわと増えていたため、
2月の授業もまたなくなり、
1月30日に授業が終わることがわかりました。
というわけで、アジア学院の職員さんに相談して
1月31日からボランティアをスタートすることに。
冬の間は、学生がいないことに加えて
野菜も育ちづらい気候になるため、多くのリソースを必要としない季節でもあります。
そのためキャンパスには最低限の人しかおらず、
日中は30人くらいだったかな??
ずーとキャンパスに住んでいるボランティアと何人かのスタッフさんは
8人くらいだったので
すごくこじんまりとした生活をしていました。
でも人が少ないけれども、その分より濃く人と関わりを持ち
学生が来る前にしっかりと交流を深められました。
それこそ、まだまだコロナ禍でしたので
んーーー、海外から学生を迎え入れるのは難しいだろうなぁと
ボランティア前から覚悟をしていました。
アジア学院の特徴の一つとして、多文化多様性。
世界中から人が集まることでよりその真価を発揮します。
学生が来れないのは残念だけどまぁしょうがないよね、とは
思っていましたが、
蓋を開けてみれば、30人近くの学生が!
次回の投稿で、どんなボランティア生活だったか、
振り返りたいと思います。
outro
嬉しいことに、先月語学学校のテストをクリアしまして、
大学進学に必要なスコアを取ることができました、
一安心。
このあとは、もう1ヶ月間クラスを受けて、
晴れて語学学校卒業となります。
学費の支払いとか、学生ビザ申請をするとか
またするべきことが増えてくるのですが、
まぁどうにかなるでしょう。
またね
cheers!
Chiro
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