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【界 アンジン】アートに触れる宿

こんばんは!
星野リゾート社員のとっきーです!

前回伊豆の河津桜について記事を書きましたが、
2/9時点では2分咲きのようです。ただ2/18には7分咲き予報なので、
今週か来週あたり伊豆に行かれるかたはチャンスがあるかも?

前回の記事はこちら↓


今回はそんな伊豆半島にある星野リゾートの施設の中からご紹介。

私が界 アンジンで勤務した上で感じた個人的な変化、
それは、アートやデザインというものに興味を持つようになったということです。
きっかけとしては開業準備の際にデザイナーの方のお話を伺う機会に恵まれ、建築がどのような意匠でデザインされたものなのか、
について理解が深まったことだったと思います。

元々美術の成績は低く、絵心のない私。
友人と一緒に美術館に行って絵画を眺めて「何がいいんだ?」と頭の中に「?」を浮かべていました。
今思うと
良さがわからないというよりも、正解を求めがちな私の性格としては「この作品がなぜ評価されているのか、技術的にどこがすごいのか」といった部分の知識が不足していたのと、
アートの楽しみ方を知らなかったのかも。

そんな私がアートって面白そうと思ったそんなきっかけをくれた施設、界 アンジンについてご紹介したいと思います。

その前に簡単に界 アンジンについてご紹介をば。
全国に温泉旅館ブランドを展開している界ブランドの中で唯一地名ではなく、人名が使用されている施設、それが界 アンジンです。
場所は静岡県の伊東市にあり、東京からは車で約2時間弱の立地に位置しています。
なんと伊東市にはもう一つ界 伊東という界ブランドの施設があり、そちらまでは徒歩で15分ほどというご近所っぷり。


同じ伊東市に2つ宿を作るとは、、、と最初は驚きましたが、
そこは上手く差別化が図られており、
ファミリー層向けの古き良き日本旅館を楽しめる界 伊東と
カップル層向けの海が見えるデザイナーズホテルの 界アンジン
そんな違いがあります。
デザイナーズホテルと表現した通り、
界 アンジンは旅館というよりもホテルテイストが感じられるため
普段旅館を利用しない人にも利用しやすいのかもしれません。

そんな界 アンジンですが施設名の由来にもなった三浦按針が日本で初めての西洋式帆船を造った人物ということもあり、
船旅がテーマの旅館です。
三浦按針について詳しく知りたい方は宿泊者限定で開催している無料の体験イベントでご紹介しているのでぜひご参加ください!

ではではそんな界 アンジンで私がアート、デザインに興味を持つようになった点などご紹介していきます。


ラウンジに流れる心地よいレコード

ラウンジでは洋楽のレコードが流れており、
コーヒーの香りと共に落ち着いた空間が演出されています。

個人的に界 アンジンで働いていて好きだった仕事TOP3に
レコードを交換する仕事が入ってます(笑)
朝早くには爽やかな音楽、夜の落ち着いた時間には小気味のいいジャズを、
天気が悪いときは落ち着くような曲を、
とその時々に合わせレコードで空間を演出できとても面白かったです。
たまに今までかけたことがなかったレコードをジャケットから曲を想像して流してみるというチャレンジも。
ジャケットから想像していたイメージと違う曲が流れて驚いたこともありました(笑)


ロビーや客室に飾られたアート

複数の船を解体して並べた作品らしく
よく見ると船の舵輪やオールらしきものも。
客室にもあるのでゆっくり眺めてみて、
これはどのパーツだろう?この船はどんな歴史があったんだろう?この傷はどのような時についたんだろう?など想いを馳せるのがおすすめです。


海風が感じられるサンブエナデッキ

こちらは施設名の由来になった三浦安針が造った船である
サンブエナヴェントーラ号にちなみ、サンブエナデッキという名前です。

そんなサンブエナデッキは湯上り処と隣接しているため、
海風に当たりながら湯涼みを楽しめます。

飲み物を飲みながらのんびり過ごしていると、
目の前に船が一隻また一隻。

そして近くを飛ぶトンビの鳴き声。

彼らはどこに行くのだろう
三浦按針の生きた時代はどんな景色が広がっていたんだろう

ふとそんな想いにかられます。
そうか、アートって難しく考えていたけれど、
想像を膨らませるというのもアートの楽しみ方だったんだな、と
ここで私は気づきました。

今でも技術的なものはちんぷんかんぷんですが、
アートや建築デザインに興味を持つきっかけになりました。

そんな界 アンジンですが、
個人的に一番分かりやすくデザイン性を感じられると思っているのはお食事処なのですが、
ここは敢えて紹介しないでおきます。(笑)
是非界 アンジン訪れてみた際に直接見て、
どう感じるか体験してみてください。


インターネットの発展により、
調べれば調べるほど多くの情報が手に入る世の中。
そんな時代でも自分の心の動きというのはどんなに調べても答えは見つかりません。
そんな難解な自分の心と向き合っていくことがアート鑑賞なのかもな、
と今では思っています。

そこまで重く考えなくても、気軽に
いいデザイン!
面白い!
と感じられる手軽さも界 アンジンの魅力だと思いますので、
ぜひ伊豆を訪れる機会があればご検討くださいませ。

ではまた!


P.S.
現在勤務している界 雲仙は実は界 アンジンと同じデザイナーだったらしく、不思議な縁を感じます・・・。
(配属してから知りました)


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