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服との出会い 新しい感動と物語を感じた文化祭について
今日は少し昔のお話
時間は戻って11月3日のお昼時
あの日抱いた
新鮮な発見と感動の話を
あなたと共有しようかな。
(今回の記事に出てくる画像は私が撮ったものです。撮影の許可は取りましたが、それを無断で使用しています。もし問題がありましたらお手数ですが、ご連絡ください。すぐに修正させていただきます。)
手を引かれた先に
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この日は大学の用事で新宿にいた。
よく新宿には大学の用事で来るのだが
その日は異様に盛り上がっていた。
気になって昼休みの時間に建物を抜け
盛り上がりに手を引かれるように足を進めると
その日は文化学園大学の文化祭だった。
この大学はひとことでいうなら服系の大学だ。
学生が1から服を作り
ファッションショーとかをしている。
そのこともこの日初めて知ったわけだが。
何か面白いことでもありそうだ〜
見たことないものに見れそうだな〜
新鮮な体験できるかな〜
そんな事を思いながら
恐る恐る受付に踏み入り
パンフレットをもらっていざ校内探索。
たまたま目に入ったもの
私の頭にあったのは
時間がない。
大学の用事の休み時間をつかって抜けてきたのだ。
その時間、残り20分(帰還の時間含む)
まーじで時間がないが
それに追い打ちをかけたのが
校舎デカすぎ問題。
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— 文化学園大学・文化服装学院2019 (@bunka_gakuin) March 3, 2017
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1枚目の写真が校舎だ。
デカすぎんだろ……
初めこの学校の前通ったとき
進撃の巨人の壁思い出した。
その高さ実に20階
そしてそれぞれの階にいろんな展示があることが
パンフレットから読み取れた。
迷いながら
一階をぷらぷらしていたところ
この記事を書くにいたった
感動的なものが目に入った。
出会い
それがこれ
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人が着ている写真はこちら
確かに入学相談所にこれがあったかな。
そこを一瞬、視界に入れたときだ。
見入った。固唾を飲んだ。
まさに異質。
相談所にこれがおいてあるのだから
余計に目立って見えた。
なんて美しいんだ。
服だ。
これはただ服なのだ。
なのになんでこんなに美しい物語を感じるのか。
そんな感情が溢れ出して釘付けになった。
この服は見るのもではない。
「観る」ものだと私は感じた。
私は普段、記録用くらいにしか写真を撮らない。
しかし、この服を見たとき次にしたのは
この服の写真をとっていいかの許可を
聞いたことだった。
見れば見るほど魅了される。
服の中に詰め込まれた物語に引き込まれる。
だからこそ、もっと見たくなる。
物語を聞きたい、見たい、観たい。
ずっと見ていたい、だから写真に収めた。
こんな感情を服に抱いたのは初めてだ。
これが感動なのか。
さらなる感動
これを観て次にやることは決まった。
ここに展示されている服が観たい。
そう思い服の展示がされているところに
早々と動いた。
エレベーターなんて待てない。
普段だるい階段も驚くほどに軽く
新しい出会いを待ち望み足早にに進んだ。
そしてそこには驚きが待っていた。
展示されていたのは去年の舞台で使った服たちだ。
ここの大学のある学科は
卒業イベントととして舞台をやっている。
そしての舞台の企画、立案、脚本
衣装、小道具、ステージなど
全てを学生が作成している。
写真は撮れなかったので
衣装が見れるインスタグラムのアカウントを載せる。
私が観た衣装のスクショがこれだ。
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服ってアートなんだなって
当たり前のことかもしれないけど
それを再認知した。
どの衣装にも物語
いや世界が詰まっている。
服を通してその服がその作者が
伝えたいことが溢れ出している。
一着一着に別々の世界と物語が詰まっている。
似た服でもちょっとした刺繍や色の違いで
こんなにも変わって見えるのか。
発見や感動が絶えなかった展示だった。
服の展示というの違う。
いや展示されてるのは服なんだけど
この服達を服と言うのは得てして妙だ。
なんというかこう
本のような物語であると同時に
世界観という惑星や恒星の輝きを見ているよう。
そんな表現になる。
服に宿るのは
展示を見終えたときに
ふと思ったことがあった。
あれ?
僕が今着てるのも服だな。
そう服なのだ。
同じ服だ。
何かのファッションショーや
舞台用とかではない。
ただの服だ。
でも目の前にある服と同じ服だ。
ならばこの服にも感動があるばずだ。
そんな疑問が浮かんだ。
この服を着て色々な体験をした。
それは物語と思い出として私に刻まれている。
それは感動ともいえるがなんか違う。
私が探しているものではない。
考えながら階段を下り
もう時間がないから最後に
あの服をもう一度観ようと戻った。
そして観ていてある部分が気になった。
前掛けの鱗のようなところだ。
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この部分どうやって作ったんだろう?
いやどうやるもこうも全部手作業だよな…
ところどころ不揃いなところもあるし
これだけの量だ。
きっと苦労して縫ったのだろう。
……………これが答えだったのか。
そうだ。
苦労だ。
これが正体か。
そう納得ができた。
苦労だ。
全ての服に共通すること。
物語を込めた苦労だ。
私が観た服たちには世界観を詰めるために
惜しげもない努力と苦労がかかっている。
その結晶ともいえるのがあの服たちだ。
私たちが普段着る服も同じだ。
設計者の人が着る人のことを考え
利便性や今のトレンドとか
いろんなことを考えて作ってくたのだ。
同じだったんだ。
私の服も
今見て感動を覚えた服も
この服が着れていことは当たり前じゃない。
作ってくれた人への感謝。
自然とそんな感情も湧いてきた。
ありがとう
今着ている服
それに気づかせてくれた服たち。
服たちへ
そろそろ昼休み終わる頃
大学を出た帰り道の私は
1つの演劇を見終えたような気分だった。
文化祭を2箇所しか回れなかった。
たった2箇所だ。
しかしこの満足感。
尾を引く余韻。
そして冬風に当たってもなお感じる
目頭の熱さと震え。
充実した時間だった。
そしてその感覚と思い出は今も持ち続けている。
私は服にこのような物語と感動を覚えた。
あなたはどうだろか?
この記事を読んで服に対する感動はありますか?
ぜひ教えてほしい。
あなたの服に対する思いを。
今日は服についてお話をした。
いい物語と感動の出会いを
あなたと共有できたら嬉しいです。
そしてこの気づきをくれた服たちの製作者たちが
一番星のような服のデザインを
輝かせられることを私は願う。
ちょうどこの服のテーマである
北極星のように。
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ここまで読んでいただきありがとうございます。
感動、共感したらスキやコメントをお願いします。
また別のお話でお会いしましょう。