焼き肉(牛タン)
焼き肉は多くの人を笑顔にします。
焼肉屋さんで食べたりして、スーパーで購入して家で食べたりして
ふるさと納税で牛肉の返礼品もあり牛肉を食べる機会が増えてきました。
ところで牛肉を選ぶさいに、どれを選んでいいのか部位の種類がありすぎて迷ったことはありませんか?
ロースや肩ロース、ももなどの定番部位ならなんとなくわかりますが、
シャトーブリアンとかミスジなどの希少部位については殆どの方が知識不足ではないでしょうか。
希少部位とは
牛肉1頭(400~600㎏)からとれる量が3㎏以下の部位のことであります。
サッパリ味から濃厚な味なものまで様ざまであります。
食感も、歯ごたえのあるものからとても柔らかい食感のものまでいろいろな部位があります。
今回は焼肉で人気の部位牛タンについてご紹介します
牛タンはご存じの通り牛の舌であります。
あまり動かさない根本部分をタン元であります。
よく動かすタンの先端部分をタン先であります。
タン元とタン先の間をタン中といいます。
タン先とタン元では肉質が異なります。
牛タンは焼肉の定番として人気の部位であります。
牛1頭からわずか1~1.5㎏位しかとれないと言われています。
希少部位であります。
希少部位とは?
牛肉の部位で3㎏以下しか取れない部位であります。
ザブトン、トモサンカクなどがあります。
タンパク質や鉄分、ビタミンBが豊富で脂肪分が少なく、ヘルシーにみえますがじつはカロリーはかなり高めであります。
脂身のおおい牛ロースとほぼ同じで100gあたり269Kcalもあるんです。
参考までに、牛ロースのカロリーは100gあたり260Kcalであります。
牛タンの特徴
牛タンの特徴はいくつかありますが、最初に言えることは希少部位の一つであるということでしょう。
例えば人気のあるリブロースやサーロインといった人気の部位は、牛一頭から10キロほど取れると言われています。
値段がお高いのも、量が取れないのが原因です。
そもそも牛タンは余り取れない部位であり、余り食べられる部位ではありませんでした。
しかし牛タンで有名な仙台のお店が、他店との差別化を図るため牛タンをメニューにして販売したところ人気を集めた言われています。
牛タンは牛の舌ですので、余り食べられる文化ではありませんでした。
こうして仙台で人気となった牛タンは、徐々にその知名度を広めていき、今や焼き肉の定番料理になりました。
味が美味しいだけでなく、栄養素も人気の一つです。
牛タンには豊富なビタミンB2が含まれていて、他にもビタミンB1や
ビタミンB12、ビタミンBが豊富であります。
カロリーは決して低くなく、いわゆる高カロリーな食材の一つですが、栄養分が豊富なことから健康的な食材としても扱われております。
タン元の特徴
「タン元」は牛タンの根元にあたる部位であります。牛一頭から取れる量がきわめて少なく、希少部位として扱われております。
タン元は牛タンの中で最も脂が乗っており、食感はプリッとやわらかく、ジューシーな味わいをしております。
脂の乗りが良くて柔らかい理由は、運動量が少なく筋肉が発達していないからです。
あなたが牛タンの美味しさをとことん堪能したいなら、やわらかジューシーのタン元を選べば間違いないでしょう。
タン中の特徴
「タン中」は牛タンの中心部にあたる部位です。スーパーや焼肉店で見かける牛タンは、大体こちらになります。
多くの人にとって、タン中=慣れ親しんだ牛タンの味というわけであります!
タン中はガツンとした旨みが強く、適度に歯ごたえを残しつつも柔らかいであります。
また、牛一頭から取れる量が多く、お買い求めしやすい価格で販売されているのも特徴になっています。
味・食感・価格、3つのバランスが優れたタン中は、コスパに優れており安心して購入できる部位でしょう。
タン先の特徴
「タン先」は牛タンの先っぽにあたる部位であります。
タン先はタン元・タン中に比べて脂がほとんど乗っておらず、肉質は固め。また、お肉の臭みもややキツイです…。
固い理由は舌先ゆえに動かすことが多く、筋肉が発達しているからですね。
とはいえ、牛タン本来の味はしっかりしており、噛むほどに凝縮した旨みが広がって美味しいです。
したがってタン先は食べ方を知っていれば、美味しくいただける部位といえます。
愛すべき牛タン・・・その魅力的な栄養素
三大栄養素に数えられるタンパク質が豊富なお肉です。
愛すべき牛タンの魅力は、脂質をエネルギーに変える栄養素ビタミンB2とパントテン酸の量が豊富なことです。サーロインに対して2.5倍です。
同じカロリーをとっても、脂質をエネルギーに変える栄養素も沢山摂取できるため、他のお肉と比べて「ヘルシー」であります。
また糖質をエネルギーに変える栄養素ビタミンB1も2.5倍です! 動脈硬化、脳卒中の予防になるビタミンB12は10倍です! ビタミンB群はストレス緩和、集中力向上、不眠症改善など、様々な効果をもたらしてくれますし、皮膚や粘膜の再生にも必要な栄養素で美容効果も発揮します。
牛タンまとめ
牛タンのやわらかさをまとめると、
タン元タン中タン先柔らかさとても柔らかい柔らかい硬い用途焼肉
ステーキ焼肉煮込み
牛タン焼肉をご自宅で美味しく食べるためには、この3つのコツを最低限押さえておきましょう。
焼いている間に牛タンの肉汁が逃げないよう、火を通りやすくした常温の牛タンを短い時間で焼き上げることが重要であります。
肉汁のうま味を逃さないようにすることで、本来の美味しさをしっかり味わうことができます。