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狐の嫁入りを見てきた。

スクナヒコナのひとりごと

異世界に紛れ込んだ現象のひとつ。狐の嫁入り。

狐がお嫁入りする時の行列を たまたま見てしまうことなのだが。現実では、不思議な気象条件 晴れているのに雨が降る。いわゆる お天気雨 のことを 狐の嫁入りと言われています。 
実際には、狐の花嫁姿や行列じたいが滑稽なんですが。その不思議な行列を見てしまうと 幸せになると言われています。 
これは、めったに見られないものを見てしまうこと。すなわち、幸運だと言うことなんですが。狐の方としては、見られてしまうと。 縁談が破談になってしまうらしいのですから たまったものではありません。

この 狐の嫁入り は、江戸時代の浮世絵。葛飾北斎の江戸名所図絵にも描かれていまして、その場所こそ今回の催しの舞台。東京都北区にあります王子駅前となります。 

時間は、大晦日から元旦へと変わる正午0時。寒い夜の中、たくさんの人が訪れていました。
このイベント。参加することもできたのですが、私の目的は、花嫁を見ること。参加の行列の中で、花嫁さんを見ることができないと意味がありませんので、参加を見送りすることにしました。

当日は、明るいうちコースをまわることにしました。
人気のお稲荷さんである 王子稲荷神社をゴールとする 出発の場所が。線路を挟んだもうひとつのお稲荷さん 装束稲荷神社。
こちらの神社にある榎の木が浮世絵に描かれているからなんですね。 設定としては。装束稲荷神社のメスの狐が、王子稲荷神社のオスの狐のところへ輿入れするというところでしょうか? なかなか、おもしろそうですね。

装束稲荷神社の案内板
小さなお稲荷さんです。
狐の狛犬さんも キリッ としています。

装束稲荷神社は、無住の小さな神社ですが。この日は、昼から準備万端。王子稲荷神社の方も いつも閉まっている正面入口が解放されています。
当日は、たいへんな人混みでしたから 何かを購入したければ、早いうちにお求めになるべきですね。御朱印は、この時限定となりますが。御守りや絵馬などは、いつでも購入できます。催しは、真夜中。そのあいだ、寒さをどう凌ぐかがポイントでした。

いつもは、坂の上の入り口から入ります。
この日は、正面から入れるのですね。
いつもは、閉まっているため。この階段も登りたかった階段でした。初めて登りました。
いつもは、閉まっています。
素敵なお社です。
絵馬や御守りなど、魅力的なものでいっぱいです。


お参りをしましたら いただきました。
御朱印
御朱印
王子稲荷神社の狐火の絵馬
説明

時間がたつにつれて、混んできましたね。

装束稲荷神社の御朱印や御守りをこちらで購入。その先では、参加の受け付けをしていました。
ドでかいお面ですね。

そして、0時となりました。お囃子や太鼓の音が聞こえますと、遠くから行列がやってきました。 
駅前三車線ずつの道路を閉鎖しています。警察や消防、商店街の大きな協力があっての大イベント。ありがたいですね。

あの大きなお面がやってくるのは、ビックリでした。
いろんな役柄があっての行列なんでしょう。
注目の花嫁さんは、女の子?
行列も観客も 大賑わいでした。
こちらは、一般参加の方々かな? みなさん、狐のお面や提灯を持って楽しそうですね。おつかれさまです。

白無垢の角隠しが目印と 勝手にきめこんで探した花嫁さん。どうやら 籠に乗った女の子が花嫁さんのように見えますね。
みんなが見てしまった 狐の嫁入り ですからね。縁談が破談になってしまったら たいへんです。年頃の女性ではいけないのでしょう。 なかなか、考えていますね。

この後、急いで少ない電車でかえりました。これだけの人が神社に行ったらたいへんですからね。行列の方々だけでもそうとうな数になると思います。

たまにしか行かない王子駅。こんなイベントなら どこへでも見にいきたいと思いますね。
素敵なイベント。ありがとうございます。
今回は、「狐の嫁入りを見てきた。」でした。
     おつかれさまです。

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