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LEVEL 2 セカンドキャリア

神父「神の声が聞こえます。ひでじぃよ。あと125の経験で次のレベルになるでしょう。」

前回初めてのブログを投稿したことでレベルをひとつ上げることに成功したものの、まだまだビジネス勇者までの道のりは遠い、ひでじぃです。

早く魔物を倒して、経験値を稼ぎたいところですが、ただの屍になることだけは避けたいので、まずは己の装備や仲間、道筋を整えていく作業から始めたいと思います。


キャリアの計画不足(道筋)

アスリートと呼ばれる人々は一般の方々に比べて、集中力に長けているとよく言われます。
集中力が切れてしまうと高いパフォーマンスを発揮できないだけではなく、事故や怪我につながるからです。
一般的に集中力があることは良いこと、と言われていますが、逆にいえば他のことを同時に考えられないということでもあります。
私自身もそうでしたが、競技に集中すればするほど、他のことを考えたくなくなります。そうすることで競技の良い成績につながるからです。
すると、ますます競技のことだけを考えるようになります。
そしていつか気がつくのです。「おれ他に何もできないじゃん!」
そう私です…

だから現役時代から考える必要があると思います。
競技の中だけでキャリアを考えるのではなく、人生という枠組みの中でキャリアを考えることが大切なんです。
あなたが人生をかけて達成したいことはなんですか?
そんなこと急に言われても答えられる人の方が少ないと思います。
それでも、常に自問することが大切で、それが自分にとっての道筋になってくれるはずです。


ギガデイン!!

私ひでじぃは勇者になりたいんです。
勇者(ドラクエ6)になるためには、

  • バトルマスター

  • スーパースター

  • 賢者

  • レンジャー

4つの上級職をマスターしなければなれません。
戦闘回数でいうと2340回です。
果てしない道のりに感じますが、道筋がわかっていれば、一歩一歩進むことができますよね。
自分が何になりたいのかがわからずに戦闘を繰り返しても、無駄な戦闘になる可能性が高いでしょう。
しかし、あなたが常に自問し、何になりたいのか?何を達成したいのか?をわかっていれば、1回の戦闘がただの1回ではなく、2340分の1回になるはずです。

まずは人生をかけて達成したいことを一緒に考えることから始めてみませんか?


スキル移行の難しさ(装備)

ある日、会社を定年退職されたトレーニング仲間から、「競輪選手って良くも悪くも浮世離れしてますよね」と言われたことがありました。
多分、10年前に同じことを言われても、何も感じることなく「へ〜」で終わっていたと思います。
しかし、社会と少しずつ繋がりを持ち始めた38歳のひでじぃは衝撃を受けました。
それだけ社会とかけ離れているということは、自分たちが積み上げてきた経験や実績が社会では通用しないということだからです。
競輪選手を辞めてしまえば、社会から求められるのは、どんな知識を持っていて、どんなことができるのか、であって、自転車のスピードを70キロ出せても、スクワットで200kg挙げることができても、あまり意味はなさそうです。

今まで必死でやってきたものをセカンドキャリアで活かすことが難しいとわかったことで、今からやるべきことが少しずつ見えてきました。
新しい職業に就いた時、今持っている武器は使えない。
それならば、新しい武器をつくるしかありません。
ドラクエなら、武器屋に行くだけで解決できる問題ですが、現実の社会はそう甘くないみたいです。

今すぐに知識やスキルを獲得するのは、ほぼ不可能に近いと思うので、私たちにできる最善の手段はデュアルキャリアを形成していくことだと思います。
現役中に副業や資格取得などを段階的に進めていく。
もちろん本業である競技をおろそかにするということではなく、すきま時間を使って新しいことにチャレンジするということです。

次回以降で私がチャレンジしてきたことみなさんに共有していきたいと思います。


ネットワークの欠如(仲間)

デュアルキャリアを行なっていく上で、スキル獲得以上に大切なことが仲間集めです。
魔王と戦う時に、勇者ひとりで勝てるほど甘くはないですよね。
それは現実の社会でも同じで、ひとりでできることは限られてます。
でもアスリートは会社員よりはるかに他業界の人たちとの交流は少ないはずです。
会社員の方は他業界との交流を広げることがそのまま会社の売り上げや利益につながります。
それに対して、アスリートは自分が集中できる環境があればいいので、無理して広げる必要がないし、関係を持ちたくないから、あえてひとりでいる人も多いんです。

それでもセカンドキャリアを考えると、ひとりでいることはあまりおすすめできません。
ひとりで起業したり、就職できるだけのスキルを身につけられるならいいかもしれませんが、そもそもそれができないから悩んでいるはずです。
だからこそ、現役中にデュアルキャリアとして、小さい規模で新しいことに取り組んでいくことが大切なんです。
小さな行動でも取り組んでいけば、新しいネットワークを築いていくことができます。

私の実体験でいえば、スポーツと子どもに関わることがしたいと思い、資格を取りました。その直後に数年間、連絡をとっていなかった高校時代の友人(トレーニングジムと子ども向けの教室を経営)と再会し、アドバイスを受けたり、一緒に仕事しようと話が盛り上がりました。
別の例では、不動産を購入したいと思い、勉強会に参加したとき、ベテラン大家さんとお話しさせていただく機会があり、「わからないことがあれば相談してね」と言っていただきました。その後たくさんご相談させていただき、本当に助かりました。
こんな体験から、小さな行動でも始めることによって、少しずつネットワークを形成することができるんだと自信を持てました。

最初からフルパーティーを組むことは難しいと思いますが、村の人の困り事を解決しイベントをクリアしていくうちに、一人二人と仲間が増えていくんだと思います。運よくハッサンのような力強い人を仲間にすることができれば、その先のイベントは楽にクリアできるかもしれませんね!


まとめ

会社員の方たちはお給料をもらいながら、スキルアップし、ネットワークを築き、独立への道筋を立てていきます。
一方、我々アスリートは本業に集中すればするほど、社会とは遠ざかりセカンドキャリアを難しくしていきます。
この問題を解決していくためにデュアルキャリアという考え方を取り入れていく必要があるんだと感じています。

人生はドラクエのように決まったシナリオを進むわけではありません。
しかし、ドラクエと同じように一度や二度、失敗したくらいでストーリーが終わるわけでもありません。
全滅しても教会からやり直せばいいんです。
今回のブログはそんな意味を込めて、神父さまの言葉からスタートしました。
みなさんにはいつ失敗してもいいようにこまめなお祈りをオススメします(笑)

ああ われらが神よ!
この迷える子羊に ひとときの
休息を おあたえください!

お疲れさまでした〜( ◠‿◠ )


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