はじめまして。
お疲れ様です。苔桃堂です。
私は30年以上雑貨販売に従事しております。
携わった店舗は6店舗。
東京都内4店舗
東京都下1店舗
地方店舗1店舗
です。
あまり取り柄のない私ですが、「良く働かせてもらったな」と言うのが感想です。
ただ、異動と言うのは心労が伴うもので、新しい店舗では上手く出来るだろうか?と、思案しつつ最初の半年は直さなければならない事、こうした方が良いと言う事をひっそりとノートに書き込み、様子を伺っています。
その間はただ様子を伺っているだけではありません。地道な作業を淡々とこなしています。
売り場の清掃、商品のパッケージ破損や値札POPの整備、カタログの補充や取り寄せなど、アルバイトさんがやるような仕事をこなしています。
異動するとこう言う所に目が向くのです。
つまり、長年売り場にいるとそのラックが景色となり、違和感に気がつかなくなるのです。
ラックについたテープの跡、POPの歪みや色褪せ。
値札のタグが折れてたり黄ばみなど、あげればキリがありません。
それを蔑ろにすると、売り場の鮮度が落ち商品の価値が無くなり、お客様から見向きもされないのです。
昔は先輩からよく言われました。
「売り場は自分が商店主なんだから、キレイにしておかないと」
その感覚が未だに染み付いているのか、異動先の売り場をつぶさに見て「即変えられるところ」「同僚と相談して変えるところ」「上司に相談して変えるところ」と決めて行動しています。
「即変えられるところ」は、先述した通り単純な作業です。
特に気を付けているのは商品に付いている値札です。
お客様は遠くからお品物をご覧になります。気になる商品に近づいて商品をお手に取り確認されます。次にタグを手に取り価格をご覧になります。
その時、いくらキレイに並べてあって、ホコリがついていないキレイな商品であっても、最後にご覧になる値札が黄ばんでいたり、ヨレヨレになっていたらお客さまの購買意欲は急降下してしまいます。
それはPOPも同じことで、遠くから気なる商品を見つけられてお客様が近くのPOPをご覧になり、掠れていたり曲がってたりすると興醒めするのは間違いありません。
つまり単純作業ほど見落としがちなのです。
「忙しいから」とか「ついつい、他のことに気を取られて」と、逃げがちですが下支えをするこの様な仕事を蔑ろにしては、売れないのです。。。
ここまで書いて900字です。
次回はまた別の話をいたしましょう・・・。
それでは。