forget me note『2024大晦日』

僕「ゆくんは大晦日どういうふうに過ごしているの？」

君「別に普通に家族と過ごしているよ。しんやは？」

僕「ん、はよ死にてぇなぁと切望している」

君「出たよしんやの自殺願望。もう芸風だね」

僕「体が重力を受け止めている感覚がすでにイヤ」

君「そんな斬新な自殺理由初めて聞いたわ」

僕「ずっと眠っていたいよ本当に」

君「来年はいいことあるかもよ？」

僕「それは分かってる。
　　だけどそれ以上にどうでもいいようなことが山ほどある」

君「否定できんから腹が立つ。
　　みんな我慢してんだ。おまえも我慢しろ」

僕「確かにそうなんだけどさ。
　　生き甲斐の量があまりにも儚い」

君「あなたは私のことだけ考えてりゃいいの！
　　あとは私がどうにかするから」

僕「惚れた女にそんなこと言わせるだけで
　　うちひしがれまくるわ」

君「大丈夫だよ。みんな大丈夫」

僕「うん、僕もそう思いたい」

君「じゃあまた新年にあおう、よいお年を」

僕「はい、ゆくん、皆様、よいお年を！」

君と僕「つづく！」