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映画から紐解く未来予測

東京大学が開発した装着型義手装置

予測していた未来は想像より少し早く来る可能性が高くなった。

この先の未来はどうなるかとよく予想をしていた。

ジュール・ヴェルヌが小説「海底2万マイル」を1870年に発表したその当時はまだ帆船の時代で風任せで船は動いていて、「潜水艦」というものは開発されていたが10mしか潜水出来ず、ノーチラス号のような潜水艦は未来の話だった。

それが僅か18年の間に電気モーターを用いた潜水艦が誕生する。

「人が想像することは、必ず実現可能だ」

ピカソ含め多くの偉人が言っている。

ヴェルヌが「海底2万マイル」を描き、潜水艦への想像や憧れを加速させたことによって潜水艦は誕生した。

今までの世の中の動きを見て、私が可能性が高いと思ってきた未来は2つだった。

人が想像したもの、「映画」と現実が溶け合い、実現しそうな2つの未来。(小説よりは映像で描かれたものの方がイメージが付きやすく実現化しやすいと思っている)

一つは「ブレードランナー(原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』)」の世界。

アンドロイドの元となるAIを軸に見るとCHATGPTが全世界で使用可能な、人が触れられるレベルになってきた。

現段階では2022年までにネットに上げられた情報を要約、画像編集、動画、作曲に留まるので本当のAIとは言えない。どちらかと言ったら人間が情報収集、要約、加工、編集していた「動作」を解析して省略するシステム。

しかしこの数か月でその性能は急激に向上している。

このまま性能が上がり続け、AIアイドルに使われている対話機能と、Boston Dynamicsが研究を続けている2足歩行型のロボット技術と合わされば「ブレードランナー」に登場するようなアンドロイドは製造可能になる。また、イーロン・マスクが数年前にアンドロイドの開発に向け、資金を集めていることからも可能性は上がったと思っている。

そして、もう一つの世界。

それは「銃夢(映画『アリータ・バトルエンジェル』」の世界。

人の体の一部を機械に置き換える世界。

この世界線もパラリンピックで足の無い人たちがカーボン素材の義足を付けている姿を見かけた時からこちらの世界線かなと思っていた。

ただ今回、文章を書くきっかけになったのは、来ないなと思っていた別の世界線がすっと頭を持ち上げてきたから。

東京大学の研究所が発表された「装着する義手」。

日本人が大好きな「ガンダム」や「パトレイバー」の元になる技術。この世界線の可能性は低いなと思っていた。(海外の人はロボットは「
自然に反する「敵」という既成概念があるのてロボットアニメが「トランスフォーマー」くらいしか無く、ヒーロー物が多いのはこれが理由。)

なぜなら、あれ程のロボットが歩行すればアスファルトは耐えきれないし、狭い日本では到底難しいと思っていたからだ。

しかし、「ガンダム」の元となると考える理由。

ロボットは「搭乗(乗る)」イメージが強いかもしれないが、大元の考えは自立型のアンドロイドでもなく、体の一部を機械するのでも無く、機械を身に纏うことで成し遂げられる「人間の強化」。

実際に介護現場の一部では、人を持ち上げる負荷を軽減させるパワースーツが開発されて使用されている。

今回発表された義手の現在の性能は、義手を最大6本まで装着可能だが、遠隔で操作するという程度。

実用化には程遠いと思うかもしれない。

しかし、センサーを付けAIと組み合わせ、人の動作を学習させれば、手が最大8本。

人間4人でする作業であれば、1人で出来る。また2本の手で時間をかけて行っている作業も追加された6本の手で同時並行が可能で自動車の整備、農業、生産・加工、手術。あらゆる場面での使用が想像に難く無い。(農業においては「インターステラ―」の世界が実現しつつある。)

義手に移動速度が速くなり、持ち上げる力を強化する足回りのパワースーツ、目にはネットと繋がりAI検知もできるゴーグル。温度調節が可能なスーツ。「アイアンマン」の世界線が近づいてくる。

しかし、将来人間がAIの機能を間違えば、

「ターミネーター」の様になりかねないし、人間が敗北した後の世界は「マトリックス」のような世界になる。(人間の発熱で電気を製造するという方法が普段の生活や寝ている時に活用出来たらすごいと思う)

「人類は何の為に存在するか、何を目標としているか」ということを本気で考えたことがある。

答えは「あらゆる抑圧からの解放」だった。

ずっと先の未来は「ターミネーター」や「マトリックス」の様な機械が敵になる未来もあるかもしれない。

しかしながら、私は手塚治の「火の鳥」のような世界が訪れる気がする。

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