見出し画像

3.歌詞-解説

【歌詞】

何してるの? どこにいるの?
置き去りにされて一人暗く冷たい※匣(はこ)の中で

ふと蘇る 懐かしい記憶
微笑む※ガーベラ ※小鳥の声

連れ出して 解き放って
時計の音しかない※マトリョーシカ
救い出して 私このまま
孤独に錆びて 朽ちる運命(さだめ)

ずっと※檻の中に ただ閉じ込められてる日々
見放されて忘れ去られ 永遠(とわ)に寄り添う虚無

どうして独りこんなとこいるの?
惨めな脱け殻 成れの果て

すぐ抜け出して駆け出して
帰って行きたい
理不尽に縛られたドールにさよなら

※足枷を振り解き※棺抜けた先
※白い雪と黒い夜と※消えかけの光

照らし出して 映し出して
※楽園へ続く小さな足跡
灯してて ※目蓋に浮かぶ
あの娘の笑顔と翳りのない声

彷徨って 辿り着いた
※心も体も蝕み手招くエデン

※硝子の目に映し出される
枯れた花と無人の廃屋

【解説】

匣→人形が入っているショーケース

檻→美術館の部屋の一つ(人形がいる所)

棺→美術館そのもの

マトリョーシカ→上記三つの形容(棺>檻>匣)

→美術館の中の部屋の中のショーケース

ガーベラ→花言葉は希望、思いやり、親しみやすさ、やさしさ

小鳥の声→花に囲まれ鳥の鳴き声が聞こえるのどかなイングリッシュガーデン(前のガーベラ込み)

足枷を振り解き→動けるようになり解放された様子

白い雪と黒い夜→色の対比

消えかけの光→消えかけの街灯と人形の心情(徐々に不安が募っていく)

楽園、エデン→人形の記憶では楽しかった頃の昔の家(自分が居た場所との対比)

目蓋に浮かぶ→不安は募っていくが幸せな主の笑顔が見たいから重い歩みを進め続ける

心も体も蝕み手招く→歩き続けるうちに体力は消耗し寒く冷たい状況に置かれ続け次第にたどり着けるのか不安が募っていく(メンタル的にも削られる)

※硝子の目→主人公が文字通り人形だと確定するもの(人間比喩説の否定)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?