見出し画像

自然素材の家を探して

淡路島にストローベイルハウスを作るワークショップに行ってきました。

子供が出来て母になってから自然素材の家に興味が湧いて情報を集めまくっていたら偶然見つけたワークショップでした。

ストローベイルハウスとは、めちゃくちゃザックリ言うと
①藁をブロックの形に押し固めて縄で縛ったものをレンガみたいに積んで壁を作る。
②刻んだ藁、土、水を混ぜた粘土を藁の上から塗りたくって土壁にする。
③何度か粘土の配合を変えて塗り重ねて完成。

勿論、家の基礎をコブという粘土、または石、または木材で作ってから藁ブロックを積み上げるなどの違いはある。
だけど基本的には自然素材で出来ている。

今回参加したワークショップでは、建築科の学生さんや教授、工務店さんが参加している実験的な建物で、後に宿泊施設として使用されるそう。

だから外壁はモルタルで屋根は茅葺き、藁もブロックではなくて木材で出来た枠組みの隙間に少しずつギュウギュウに詰めていくスタイル。
色々と試行錯誤しながらも宿泊施設としての管理のし易さも考えての設計だそう。

今回は一泊2日のお手伝い。
藁を詰める作業を午前中、午後から藁入り粘土を壁に塗る作業をする。
2日目は藁を小さく切って土と水で混ぜて、粘土作りも体験させてもらいました。
それを壁に黙々と塗りたくる作業をして終了。

やってみた感想としては、、、

いゃ〜地道!!
素手で左官屋さんみたいにペタペタと塗るイメージだったけど実際はかなりの力仕事。
粘土を叩き付けるようにベチャッとした後にググッと力を入れて下から上に、あるいは横に撫で延ばす感じ。
一層目は藁に粘土が付きにくいので薄く撫で付けるだけ。先生いわく5mmくらいの厚み。
だから藁が全然見えてていい。 
それがある程度乾いて、翌日には最初の層が接着剤の役割を果たすので藁が見えなくなる程度には塗り固めていい。
二層目よりは三層目の方が藁の量は増やす。
藁を増やすとどんどん固くなるそう。

めっちゃ地道!でも力が無い女性でも出来て、大工さんでなくても家が自分で作れるって素敵!
何より修繕が自分でできる。 

もともとは、お家は賃貸でいいじゃん。
持ち家なんて建てたその日から価値が下がるし、長いローン地獄に悩まされる人生なんて嫌!
ライフステージによって住む場所や必要な設備、間取りも変わるし、一生賃貸を転々とする人生でいいと私も夫も考えていました。

しかし、、何故今さら持ち家を建てようと思ったか、、、何なら自分達で建てようと思ったか、、、まぁ色々ありまして。

そもそも

そんな藁や土で出来た家の耐久性って大丈夫なの?と思うかもしれないけど、考えてみたらヨーロッパの石と漆喰で出来た建物も、日本の木と土壁で出来た建物も数百年、何世代にも渡って受け継がれるほど構造的に強い。

逆に今のお家って20年もすれば建具に歪みが出たり、外壁にヒビが入ったりとメンテナンスがいるんですよね〜、、、なんでだと思います?

その辺はまた次回。

いいなと思ったら応援しよう!