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物流DXについて考えてみた。

さて私は、Andyと申します。
はい、新米情シスです。
今年の4月に新天地である「物流の会社」へ情シスとして飛び込みました。
まったく前知識なし・未経験で着任した私を待ち受けていたのは怒涛の業務と新しい展開ばかり。
 そんななから今回はデジタルやDXの視点から、中堅物流企業の改善点やエピソードを10個ほど拾ってお届けします。

1.残荷どーすんだよっ、北海道へつかねーぞ!!システム古すぎ問題


イラストは優しい感じの物にしました

繁忙期は毎日「北海道」の所に「○○(日本全国の地名)」が入る「残荷問題」。
これはどの物流会社でも起きる問題で文字通り「積み残し」が発生してしまうこと。

突き詰めていっても
・大量の荷物量を予想できなかった事業会社の責任なのか
・割り振りとやりくりに苦心する物流会社の責任なのか(私はここの人)
・現場で積み残してしまった鉄道会社の人の責任なのか?
実は結構複雑なんです。

「次の列車はいつ!?」

わかりません。
正確に言うと残荷が出るのがわかった瞬間に担当者が分厚い時刻表と経路図を机の上に広げて確認を始めます。それまでわかりません。
 システム化されてなかったり、個別最適で止まってるんですよね・・・・・。

どうにかしなきゃね・・・・

設計思想の起源
・高度成長期真っ只中、昭和の時代からのブラッシュアップ
・システム化された平成初期~中期ぐらいは「氷河期不況」だったのでやはり「システムより人間の方が安い」前提の仕組み
この辺の設計思想変えないといつまでもリプレイスしても状況は変わらないですよね。
やはり大幅リプレイスと設計コンセプトを明確にすること。この二つが必要そうです。
関連記事

旅客じゃない、「貨物列車」の時刻表アプリが必要なんや・・・・・(bot可) 

2.MaaSって何?技術やアイデアの進歩に取り残される問題

MaaSとはMobility as a Serviceの略です。
移動系サービス×新しめのデジタル技術を掛け合わせたサービス全般を「MaaS」とい言います。
カオスマップを見ても「移動」「旅行」は多くても「物流」企業は少ないんですよね。
そして、異業種からの参入も続々。
知っている名前もあれば、斬新なアイデアで知られるITメガベンチャーまで。

出典元 https://boldright.co.jp/press/20210921/

皆、新しい技術やアイデアをアジャイルに代表されるような爆速開発で放り込んできます。
まずは「老朽化しすぎて既存システムの保守で手いっぱい」「経費精算や経営データがぶつ切りor紙ベース」状態を解消しないと、経営の要となる総務や情シスの仕事は一向に減りません。

3.で儲かってるの?物流クライシスと新ビジネス問題

コロナ渦でECを中心に配達量が激増し物流の破綻が問題になったことを覚えている人も多いのでは?
肌感覚ですがガソリンや諸費用の値上がりが激しすぎて物流業界の現状はあの当時とあまり変わっていないと感じます。

参考記事
2025年に物流クライシス? 持続可能な物流の構築に必要なこと:日経ビジネス電子版 (nikkei.com)

やはり、正確な需要予想を可能にする新技術や既存のアセットを活用した新ビジネスのアイデアを「早く」「多く」内製化して回していく必要がありますよね。

4.ほかの課題

他に7つほど思い出しながら課題やエピソードをを書き出してみました。
・システムと関係ない仕事が多すぎてDXやデジタル化が進まない問題
・昭和の時代から増改築されたシステムなので全容が誰もわからない問題
・コボルはわかるがpythonはわからない or Pythonはわかるが実務がわからない問題
・大量のDX案件と「よその子(案件)」問題
・オンプレミスサーバーとクラウド問題
・パソコンが調子悪いたびにメーカーサポートのように「遠隔修理」を希望する「現場」とのやり取り・リテラシー問題
・「○○さんでなければ解決できない」専門知識の属人化問題


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まとめ
こうやって書きだすと問題だらけですね。
大きい粒度で書きましたが、これをが中粒度にわると100個ぐらい問題が出てきそうです。
さて、どのように取り組んでいくか。
いずれにしても解決しなきゃですね。
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:::note
追記
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