哀4


https://tenhou.net/4/?log=2024031610gm-00a9-0000-4b9f4bc2&tw=3

とある天鳳の鉄強の牌譜から。

ここで実践は打4s。
僕はこの一手を見て、すげぇ!と感動しましたね。私はこういう諦める手組が好きだけどあまり人間がやってるのを見ないので、勝手にシンパシーを感じました笑。

では、なぜ4sなのか。
簡単にいえば手牌価値が低いからです。
1面子とはいえドラは無く、愚形しかない。且つ12244mの形が非常に重い。
あと大事な点は対面で、中、ダブ東の切り出しで、もう字牌がなさそうという点がスピードを感じる。
だから危険牌を先に切りつつ、123三色と七対子の上振れを残すため4s切りとなる。また点況もトップ目であるというのも懸念、という唐栗だろう。
非常に私個人としては首を縦にぶん回して共感しますね!

いやいや、1sも安パイじゃないのに抱えるのは効率悪いし、愚形入れれば2面子作れればあがり率も劇上がりするし、一旦1sでええんじゃない?という意見はあると思います。
そこが麻雀の難しいところで、絶対的な正解は分からないというところです
。ここは4sを切るべきです。と神様が言ってるわけではないですからね。
ですが、この4sを見て拒否反応示す人は、一旦立ち止まって絶対拒絶しないで、打牌理由を模索して、引き出しを増やすのが上達に繋がると思います。

この手の場合は愚形が7m7s3mどれか一枚入ったところでを自摸ったところで形が重く、そこまであがり率やっとトントンにできる反面、打点的に元が取れなので、こんな手から放銃しに行ってるというのは罪だ。という意見であろうということだと思います。

蛇足

この後、白を自摸切った後、4m1m8mと対面に危ない萬子を先に放してる。なんで4sを切って白は持たなかったのか?これを語ると長くなるが、要するに他に切る牌がないからなのだが、この4sの打牌理由を知らないと白を抱えてしまう間違った進行をしがちになってしまうので、麻雀とは打牌理由をきちんと理解することが雀力に直結すると考えてます。


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