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照明で動画の質が変わる!種類や選び方、おすすめ機材を知っておこう

スマートフォンやビデオカメラで動画撮影を楽しんでいる人は多いのではないでしょうか。たくさん動画を撮っていくと、「もっときれいに撮影したい」と考えるようになっていくもの。そんなときは照明を使うという方法があります。

より美しい動画を撮りたいときに、照明機材は必須です。照明を使うメリットと種類、おすすめの機材について解説します。

1.動画撮影で照明機材を使うメリット

まずは、照明を使うことでどのようなメリットがあるのかを知っておきましょう。

1-1.映像の質が向上する

 画面が明るくなることで映像のクオリティがアップし、見る人に「きれい」「見やすい」という印象を与えます。

 曇りの日や室内では、人間の目で「それほど暗くない」と感じても撮影では光量が足りないケースが少なくありません。明るさが足りないと動画にノイズが入りやすくなり、ザラザラとした画面になりがちです。照明を使って光を補うとノイズが軽減され、動画そのものの質が上がります。

1-2.出演者の表情をはっきり見せられる

 撮影時に光が足りないと、出演者の顔に影が入ったり表情が分かりづらくなったりするため、「怖い」「近寄りがたい」という印象を与えてしまうこともあります。親しみやすさを感じてもらいたい動画では照明を使って出演者を照らし、表情を明るくはっきりと見せるのがおすすめです。

1-3.表現の幅が広がる

 照明を使うことで全体の色味を調整したり、わざと影を作ったりなど、動画内で表現できることの幅が広がります。細かい部分までハッキリと映したいときや、立体感を表現したいときなども照明を活用して、光を味方につけましょう。


2.動画撮影で使う照明の種類

動画撮影に使われる照明は、一瞬だけ光るスト

ロボではなく、常に光り続ける定常光ライトです。定常光ライトには、使われている光源によっていくつかの種類があります。それぞれの特徴を解説します。

2-1.蛍光灯

「蛍光灯」は家庭や店舗などでも使われる普及率の高い照明機材です。安価で入手しやすく、寿命が長いのがメリットだといえるでしょう。撮影用としてスパイラル状になっているものなどが販売されています。

蛍光灯

ただ、蛍光灯は目には見えない速さで点滅を繰り返しているため、動画を撮影すると光がチラつく「フリッカー」と呼ばれる現象が起きます。これを防ぐためには、カメラのシャッタースピードを調整しましょう。電源周波数が50Hzの東日本地域では1/50または1/100、60Hzの西日本では1/60または1/120のように、電源周波数の倍数にするとフリッカーを抑えられます。

2-2.白熱灯

「白熱灯」も家庭でよく使われるものですが、LEDの普及により数は少なくなりつつあります。

白熱灯

 あたたかみのある色を出せるのが特徴ですが、照明器具自体が熱を持ちやすく、点灯中の取り扱いには注意が必要です。

2-3.LED

 家庭向け照明や業務用として広く普及している「LED」は、撮影用ライトも多くの種類が流通しています。消費電力が少なめで寿命が長く、明るさや光の色を変えられる機材もあり、初心者でも扱いやすいのがメリットです。

LED

 ただし蛍光灯と同じく目に見えないスピードで点滅を繰り返しているため、フリッカーには注意が必要です。撮影に影響が出ないよう、フリッカーレスやフリッカーフリーとうたう商品も売られています。

2-4.HMI

「HMI」は映画やドラマなどの撮影現場で使われる照明です。光量は申し分なく、光が入らない暗い場所でもくっきりと照らせますが、ほかの光源と比較するとかなり高価です。基本的にはプロ仕様の機材で、取り扱いにもコツがいります。

HMI

3.動画撮影用の照明を選ぶときのポイント

 照明を選ぶ前にまず、何を撮るのか、どのようなシーンで使うのかを想定しましょう。持ち歩いて使うのであればコンパクトかつバッテリーで動くものが適しています。室内に常時設置して使うのであれば、多少携帯性が悪くても問題ありません。

 そのうえで、撮りたい動画に合った照度を確保できることと、なるべく演色性が高いことを基準に選びましょう。演色性が高いほど被写体を自然な色味で撮ることができます。


4.手軽に使えるおすすめの照明機材

 ここでは手軽に使える照明機材をご紹介します。

4-1.Kimwood ミニ型 LEDリングライト

顔色や表情を明るく見せるリングライトは、出演者をメインで映す動画にぴったり。小型で設置しやすく、Web会議などにも役に立ちます。

Kimwood ミニ型 LEDリングライト

4-2.Aputure 撮影用ライト AL-MC

明るさと色を変えられるコンパクトなLEDライトです。磁石で金属の壁面や手すりなどに装着可能で、室内でも屋外でも活躍します。

Aputure 撮影用ライト AL-MC

4-3.Ulanzi 49LEDビデオライト

明るさを5段階で調節でき、手持ちで使える充電式の照明です。携帯性と装着性が高く、アクティブな撮影に向いています。 

Ulanzi 49LEDビデオライト

4-4.Godox RGB LEDライトスティック LC500R

明るさと色を調整できるスティックタイプの照明です。14パターンのライトエフェクトが搭載されていて、シーンをより印象的に演出できます。

Godox RGB LEDライトスティック LC500R

まとめ

撮影した動画の編集にはFilmoraがおすすめです。

ハイクオリティなフィルターが多数用意されているので、専門知識がない人でもスタイリッシュな動画が簡単に作れます。

さらにクロマキー合成などの高度な編集機能も搭載されているので、初心者から上級者まで使えるのが大きな魅力です。

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