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私の楽器選び(4)ピッコロ

ピッコロは2本持っています。
【1本目】
1本目の楽器は、YAMAHA YPC-82

大学オーケストラのフルートパートメンバーは、フルートはいい楽器を持っていてもピッコロは持っていない人がほとんどだったと思います。
私も団の楽器を使わせてもらっていましたが、そんなとき先生が自分の楽器を譲ると言ってくださり、ありがたくお受けすることにしました。
新品定価の半額ぐらいだったと思います。

これはYAMAHAのピッコロの中ではまあまあいい楽器で、団で借りていた楽器よりもよかったので、それなりに満足して吹いていました。
また、大学卒業後、アマチュアオーケストラの入団条件にピッコロを持っていること、というのがあったりして、入団の助けになってもくれました。

そうそう、大学オケにはもっと良い、ゼントナーのピッコロもありましたが、その当時は良さがわかりませんでした。YAMAHAは音程も良く、初心者には向いていると言われますね。
この楽器は四半世紀以上吹きました。

【もっといいピッコロが欲しい】
数年前、このピッコロをオーバーホールに出している間に所属アマオケのメンバーのピッコロを借りたところ、音色の違いに衝撃を受けてしまいました。いい楽器はやっぱりいいんだ。欲しい…でも今の楽器あるしもったいないよな。そんなことを思いながら年月が経過しました。

去年、ピッコロのオーバーホールをしてくれた工房が地元で出張ギャラリーをするというので、ピッコロの調整をお願いしました。その時にその工房のピッコロを試奏させてもらったところ、それがとても良かったのです。もっといい楽器が欲しい思いが再燃してしまいました。

ちょうどその頃「もっと自分を大事にしてあげよう。自分にはもったいないなどと遠慮せず、やりたいことはできるならやるべき」というメッセージを受け取り、これは天命かもしれないと行動に移すことにしました。

【2本目の楽器との出会い】
2本目の楽器は、Hammig 650/2 LTD

https://www.mikigakki.com/ec/pro/disp/E/4514997606771

楽器探しを始めようとしたタイミングで、ある楽器屋さんのピッコロ特殊管フェアの案内を目にして、これはチャンスと足を運びました。

試奏したピッコロたち

ブルゲローニ、バーカート、ハンミッヒ、パウエル、ナガハラミニを試奏させてもらいました。
さすがにどれもこれもいい楽器!でも時間をかけて試奏しているうちに自分の好みがわかってきました。
そして買うならこれ!というのは選んだのですが、高額の買い物を1件目で決めるのはリスキーだなと思い、その場では一旦見送りました。

帰宅して検索、気に入ったモデルの1グレード下のモデルが別の楽器屋で売られているのを発見し、早速連絡して試奏に行きました。
これが今の楽器との出会いです。
LTDの特徴である頭部管(ウェーブ管)が私好みの吹きやすさ。よく鳴るけどうるさすぎずほどよい感じ。試奏して気に入りましたし、1件目で見たのよりはお手頃だけどこれで十分と思え、ほぼ即決。

購入したその当日には、早速オケの合奏でも使いました。期待通りよく鳴るし、音程も安定している、いいね!と言ってもらえて大満足でした。ピッコロの音程が良いはなかなかの褒め言葉ですよね。

家族には、ピッコロは出番が少ないのに1音あたりのコスパが悪い、などとも言われましたが、これからあと10年20年気持ちよく吹けることを思えば価値は十分にあると思っています。

ちなみに1本目のYAMAHAは手放す気はなかったのですが、一応楽器屋さんにいくらで下取ってもらえるか聞いてみたところ、3万円ぐらいのとのことでした。修理に出した時などのサブ楽器として持っておいた方がいいですよ、とおすすめされました。



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