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ファゴットの音色が好き
クラシックが好き。
料理をしながら、洗い物をしながら、聴くことが多い。
木管楽器のファゴットは、独特な響きのある音色を持っている。
でも、どんな音色なのか、あまり知らない人も多いのではないか。
ファゴットといえば、オケの中でも吹奏楽の中でも本数は少なめだし、かつ繊細な音色のため、たくさんの音が重なり合う演奏の中ではどうしても他の楽器より音が聞こえづらく、埋もれがち。
(ただ、音楽にメロディの厚み、複雑さを加える存在であることは確か。)
しかし
この演奏では、ファゴットのソロにしっかりとカメラを向け、繊細な音がしっかりと聴こえるではないか。
その演奏がこちら↓
ショパン 「ピアノ協奏曲 第1番」
ファゴットのソロは、2楽章 23:08
素敵。
その後、ファゴットが画面に映らなくてもファゴットの音を探して聴き惚れる。
もうひとつ、ファゴットの音色の魅力が存分に聴ける曲がある。
それがこちら↓
チャイコフスキー 交響曲 第6番 「悲愴」
ファゴットのソロは、
1楽章
02:08
02:48
08:10はフルートとの競演
とても不吉な、不気味な様子を表したり、優しく感じたり、いろんな表情を持っている。
06:47から08:07までのメロディは、それまでの物悲しい雰囲気から一転、雲間から太陽が出て光が差し込んで明るくなり、幸せに満ち溢れているような雰囲気で、好き。
ファゴット。
独特な音色だから、魅力的に感じる。
たくさんの楽器の中で、なかなかスポットライトがあたることは少ない楽器で、周りには気づかれにくいけれど、朴訥として、さりげない存在が、私にとって心惹かれるのかもしれない。