
薔薇十字のリーディング2025/02/22
今日のリーディングを始めてみます。
薔薇のカード 魔術師
トゲのカード 隠者
庭のカード カップ8
太陽と月のカード 正義
緑のライオンのカード ソード2
ヒーリングカード カップ5
血のカード ワンド10
魔術師は自分で何かを始めるカードなので、外に働きかけます。トゲの位置に出ている隠者と、一見矛盾しているように思いました。
その矛盾していたり、両立が難しいように見えるところは大切なキーで、追々その2つをどう合わせていくかで、新しいものが生まれます。大体新しいものが生まれる時というのは、なにか異なるもののミックスで、それが合いにくければ合いにくいほど、強い存在になるみたいです。
今はまだその段階ではないので、魔術師の「新しく始める」ことと、隠者の「うちに向かって問いかける」こと、分けて考えていくようにします。
例えば、先日の江端先生の公開講座が強く印象に残っていて、先生にも「あなたも講座をやりなさい」と言われたので、そのこともあって、ヴィオラダガンバの基本的な音作り、その学びに大切なことについて、私見を書いていこうと思って、衝動的に書き始めたのですが、そういうことについても、今までレッスンで生徒さんに対して言っていたことを、文章にまとめて形にして出していくということは、魔術師の部分。それはそれで、かなりエネルギーの要ることです。同時に、自分の内側にあった考えや思いに光を当てて、それを自分自身でまず、しっかり把握していくこと、深めていくこと、それは隠者の部分で、まず自分の考えをきちんと知っていくことの大切さですね。それを外に向かう部分と、うちに向かう部分で分けて考えていくと、整理されていくような気がします。
庭のカードがカップ8.これは文字通り「立ち去る」でも見られるし、カップの、よく言えば「融和性」、この場合には、ちょっとごちゃごちゃしたカオスみたいなところから、立ち去っていく、としておきましょう。
太陽と月のカードは、正義。このカードは最近、自分の考え方に取り入れられるようになったもので、今までは「明確な目的を持って何かをする」というのが、とても苦手でした。目的意識の強い行動というのが、不誠実な、卑しい印象があったのですね。
正義のカードは、そもそも「釣り合う」ことを大切にした世界観で、例えば今回であれば、薔薇カードが魔術師だから、自分で主体性を持って行っていく、そこにはそれに見合っただけの結果を出していく、そういう強い意志ですね。こうやってスプレッド上に出ているカードと共に見ていくと、そういうのも大切なことだなと思います。
ここで感じたのは、自分の心の中の抵抗感、それは心にあるだけだとわからなくて、自分でも捉えられないので、カードと一緒に見ることで、自分の引っ掛かりに気づいて、ちょっとズームアウトして見て、そんなに抵抗を持っていたのはなんだったんだろうかなと、逆に思うことができると、気持ちが結構楽になるわけです。
緑のライオンはソード2。ソードには知性とか、情報とか、色んな意味がありますが、そもそもは聖剣なので、切り分けるということですね。考え方の方法論として、はっきりここで出てきましたね。ヒーリングカードがカップ5。カップが、生命の樹で言うとゲブラにいるわけなので、ちょっと居心地が悪いです。今回は、「分けて考える」というのが全体のキーワードになりそうなので、カップの「くっついていく」の性質にはちょっとつらいかもしれないけれど、カップの「想い」「情感」というものと、ゲブラの熱、そしてさっき庭のカードで出ていたカップ8のホド、「言語化」とか「思考」と、それぞれ分けて考えることですね。
最初に、内観と主体性を持って始めること、それを分けて考えましたが、今度は「自分の想い」「熱」「思考や言語化」この3つを分けて考えることになります。そして、例えば今後の講座のアイディアについても、「主観的な想いからくるもの」を「きちんと言語化、有形化する」こと、その原動力に「熱」がしっかり働けばいいかと思います。いろいろと応用ができそうですね。
最後に血のカード、これはワンドの10で、さっき「熱」の話をしましたが、現象界における、わかりやすい熱のことです。ゲブラの熱と、ワンドの熱を一緒にするのは、少し語弊がありそうですが、共通点はたくさんあるので、そこを見ていこうと思います。それがまさに、原動力という解釈でいいと思います。
今は講座のことが頭にあったので、こういうリーディングになりましたが、様々な所に一つの考え方として使えそうなので、もしご参考になれば幸いです。
お付き合いありがとうございました。それではまた。