惨めな惨めなメリ^クリスマス
私の惨めなクリスマスの体験。誰かに読んでもらいたい。
私の22歳のクリスマスは大号泣で終わった。
わたしと彼は友達だ。でもデートをして彼の家にいく。海外でいうところのSituationship(都合のいい関係)。
お互いどんな関係かは言葉にしない、でも"友達”はことあるごとに強調される。私はそれがすごく嫌だった。最初はこの関係でいいと思っていたけれど、私の意思とは反対に独占欲が働く。
2週間ぶりに彼に会える、25日に会えることを楽しみにここ最近の私は舞い上がって、可愛いマフラーなんか買って。数日前から彼は体調を崩していて、普段から薬を飲まない人だからとても心配して連絡していたが返信は返って来ず。心配ではあったがクリスマスに舞い上がって可愛い格好をして彼の家に向かう。
クリスマスデートは楽しかった。古本屋に行き、喫茶店に行き、のんびりとした時間が流れる。けどふらっと入ったつけ麺屋のご飯は酷かった。胃もたれがした。スーパーで買って帰ったワインは渋くて後味が悪い。オリーブはしょっぱくて食べれたものじゃない。
彼の家に帰宅後、部屋には飲み物が2本、私が初めて行った日に一緒に遊んだオセロのボードが引っ張り出されていた。今日は早起きだったらしい。とても嫌な気がした。これが"女の勘"だろうか。
彼は家に帰るとすぐに寝てしまった。私は眠くもないし寝れない。
ゴミ箱の近くにカラコンのケースを見つける。ああ、やっぱり。期待なんてしなければよかった。これまでにも何度も期待をして裏切られて後悔しているはずなのに。
ずっと返信がなかったのも、当日に集合時間が遅くなったのも、彼が眠かったのも全部他の子と一緒にいたからか、惨めだ。涙が止まらない。彼は言う「どんな関係にも名前があった方がいい?」「恋愛って難しいね」ああ、私の大きくなる気持ちと一緒に私はどんどん惨めになっていく。私をバカにするように、女から電話がかかってくる。彼は無言で切るけれど、何も言えない私。
しかも次の日はゆっくり過ごせると思っていたが、彼は昼から予定があると、ここまでくると笑えてくる。ずっとずっと惨めな気持ち、くだらない気持ちに支配されて胸がいっぱいで息ができない。
彼が何度も言った「アヤメのことはどうでもいいと思ったことなんてないよ」、ああ、やっと彼の"好き"の感覚と好きの量が私と違うことに気づいた。もはや"好き"ではないのか。友達の延長線上にいるだけ。おかしいのは彼か、私か、わからない。私はだた幸せになりたいだけなのに。このままでもただ苦しいだけなのに、わかっていてもまた彼に会いたいと思ってしまう。
来年は幸せになれているかな。