心の葬式。⑤
こんばんは、焼却炉です。アイシャドウパレットってなんでいくつあってもまた欲しくなるんだろう、不思議です。
今日は久々に心の葬式を挙げていきたいと思います。悲しいから怒りに変化して言語化できそうなので頑張ります。
高校の同級生の話。
二年ほど前、メンタルブレイクやら家庭の事情やらが重なりモラトリアム期間だった私。そんな時によくゲームで遊ぶようになったのがこの同級生だった。クラスは二年間一緒だったがその時は特に話すこともなく。高校を卒業して数年経ってから仲良くなるという奇妙な状態だった。本当に夜になれば電話を繋いでゲームをしていたし、色んな話も聞いた。それがいけなかったのかもしれない。
同級生は段々と私に気を遣わなくなってきた。自分の話はリアクションがないとなんでそんな反応薄いの?とイライラする割に、私の話には全く反応せず、酷い時にはお気に入りのVtuberの配信を観始めて聞いていなかった、という。自分は誘って断られるのがイヤだから誘わないわりに、こちらにはなんで誘わないんだという。協力プレイの時も「いないよりはマシ」と平然と言うし、だんだんと一緒にゲームをするのが楽しくなくなってきた。何回もそういうことをされる、言われると不快だと伝えたけれど改善される事は無く。
仕事に就いたのをきっかけに、全く連絡を取らなくなった。ゲームをしている暇もなく、休みの日は出かける事が多くなった。
そんな中、つい先日のこと。その同級生から「最近忙しい?」と連絡がきた。一年以上連絡を取ってなかったので驚きを超えてもはや恐怖だった。最後の方は不愉快であることを伝え続けていたので、逆によく連絡してきたなと思った。とりあえず当たり障りなく仕事はまぁまぁ忙しいかなぁ、と返信をした。すると金土の夜とか暇?と聞かれた。
え、この人ゲームに誘ってくるつもり???
流石に二人で話したくないので共通の友人に助けを求めた。その友人もよくもまぁ連絡してきたね、と言っていた。いや本当それな。
案の定ゲームに誘われ、まぁ一応暇だったのでその友人も誘い、三人で電話を繋いでゲームをしていた。
電話を繋いで少し経った頃、同級生がこんな質問をしてきた
「最近休みの日何してんの?」
「友達とご飯とかお茶行ったり、買い物行ったり、家にいる時は筋トレとかかな。」
「へー。なんか普通の女子みたいなことしてるじゃん。」
いや、普通の女子(仮)なんですけど…。いや、確かに今までは女子力なんぞ皆無ではあったけれど。それにしたって何故そんな言い方をされなければいけないんだろう、と不思議で仕方なかった。でもそれ以上に信じられなかったのはその後だった。
「でもぶっちゃけさ、俺とゲームしてる方が楽しくない?」
楽しくないです。どこからその自信湧いてくる???大して話が面白いわけでもないし、話を聞くのが上手いわけでもないし…それでなぜ友達とご飯を食べに行ったり買い物に行ったりという有意義な時間より自分との時間が楽しいと思えるんだろう?あまりにも気持ち悪かったので鳥肌がたった。
「いや、友達と遊ぶの凄く楽しいよ」
としか返せなかった。今ならいや、気持ち悪、くらい言えそう。気分が悪かったので早々にゲームを切り上げたけれど、電話の最後に三回くらい暇なとき連絡してね、と言われたのもちょっと引いた。いや、なんでこっちから連絡するねん、絶対に連絡しないからな。
人の気持ちが考えられない人ってなかなか変わらないんだなと思う。こういう人間を反面教師として日々の行いを見直す必要があるんだな、そういう風に考えさせてくれたことだけは感謝したい。でも絶対に連絡はしない。