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全身全霊
わたしは、良くも悪くも常に全身全霊で生きてきた。
好きなことを見つけると全身全霊で取り組む。
好きが嫌いになると、瞬時にやる気がおきなくなってその時をさかいに、さっぱりやらなくなる。
周りは唖然とすることが多かったが、私にしてみたら全身全霊でしてたから、執着も未練もこれぽっちもない。
ただやりたくなくなったからやめただけ。
ただそれだけ。
いつもそんな風にして、色んなことに全身全霊で取り組んできた。
"ほどほど"ということができなかった。
その方がきっと楽なのもわかってはいたけど、それでは魂の気がすまないのだから仕方がない。
ケンカにしてもそうだ。
ほどほどのケンカはできないから、いつもとても激しくなる。
汚い言葉だろうが言いたいことは全部言わないと気が済まない。
近所の目も気にせずに大声で叫んだこともある。
子供みたいに大声でワンワン泣きわめいたこともある。
そして、そんなケンカは決まって次の日には忘れてしまう。尾を引かないのはやっぱり全身全霊でケンカしてるからだと思う。
側から見たら、なんて子供じみた身勝手な人なんだと思われるかもしれないが、そんなこと気にしてる余裕などないほどに、全身全霊はやめられない。
これは親がそういう人だったからということもあるかもしれないし、生まれ持った性格もあるから仕方がないことなのだと思う。
それにきっとだけど、全身全霊で生きないと、後悔とか執着とかがまとわりついて、とても生きにくいのではないのだろうか。
みんなどこかで自分や周りに気を使って、全身全霊をあきらめてしまってることが多いように感じる。
だからいつまでたっても、ほどほどの体験しか味わえないのだろうし、幸せだってほどほどになってしまうのだと思う。
全身全霊で生きることは、自分を生ききることだと思うから、せっかくなら地球を思いっきり楽しみたいという人にとっては、本当にとてもおすすめの生き方だと思う。