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僕と怖いおじさん(芋けんぴ達の独り言) 第20話 怖い顔のおじさんとJK(7)


#創作大賞2023
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第20話 怖い顔のおじさんとJK(7)

「うん、いいよ」

 家の怖い顔のおじさんが、にへらと笑いつつ。

 絵里ちゃんへとお礼を告げると。

 絵里ちゃんは、今度は、僕【芋かりんとう】が大量に……。

 それもざっくばらんに、籠へと盛られた僕【芋かりんとう】達を。

 彼女の華奢な掌としなやか指先を使用しながら優しく、丁寧に触り、触れしてくれながら。

 鳥取県は西の富士、大山みたいに御立派に見えるようにと。

 小さな子供が砂遊びの山を作るように盛ってくれ始める。

 そんな可愛い絵里ちゃんの様子を家の怖い顔のおじさんは。

 いつものしかめ顔──ブルドッグ顔ではなく。

 自身の顔を緩め、穏やかな表情……。

 自身の娘、孫でも見詰めるかのように幸せ、嬉しそうに見詰めながら。

 二人は『あん、うん』の呼吸……。

 そう、本当の親子のように作業を無言で黙々とね。

 絵里ちゃん自身も大変に馴れた手つきでおこなう。

 そして二人仲良く作業を続けていると。

「おじさん?」

「……ん? 何じゃ、絵里ちゃん?」

 家の怖い顔のおじさんが、自身の顔を緩めながら、このほのぼのとした。

 自身の心の奥底が温まり。

 気力、体力が、心の奥底から湧いてくる時間ときを。

 家の怖い顔のおじさんが満喫、堪能していると。

 JKの絵里ちゃんが、自身の目と唇をニヤリと、小悪魔さまのように吊り上げ。

第21話 怖い顔のおじさんとJK(8)

「おじさん、先ほどから、JKのうちの胸の谷間やブラジャーばかり見ては。自身の顔を緩ませ、目尻を下げ、鼻の下を伸ばしながら、いやらしく見て微笑みながら、堪能をしていたでしょう?」

 家の怖い顔のおじさんのことを揶揄するように告げてきた。

 だから僕【芋かりんとう】は、家の怖い顔のおじさんの方へと視線を変え──睨みつけるのだ。

 だって絵里ちゃんは、チョイワルのヤンキー娘だけれど。

 大変に気立てもよく、気の良く利く娘さんだから。

 僕【芋かりんとう】は、絵里ちゃんが小学生の低学年……。

 一年生の頃から彼女の大ファンでね。

 絵里ちゃんは、四国が発祥の地である僕達【芋かりんとう】達のマドンナさまなのだ。

 だからいくら家の怖い顔のおじさんが、僕達【芋かりんとう】達の主、雇い主であろうとも。

 僕達【芋かりんとう】達のマドンナさま、絵里ちゃんの柔肌、胸の谷間……。

 ブラジャーなどを凝視して、自身の顔を緩め、目尻を下げ、鼻の下を伸ばし。

 家の怖い顔のおじさんのほとんど使用したことのない。

 腹部の下の大事な物を大きくして、そびえ立たせていたら。

 儂等【芋かりんとう】は、いくらおじさんの顔が怖ぁても。

 わしゃ、おじさんのことをほんまに許さへんからのぅ。

 タマをとちゃるけぇ、のぅ。往生せぇやぁ~と。

 わしゃ、おじさんに罵声をはいちゃるけぇのぅ。

 もしも家の怖いかおのおじさんが、絵里ちゃんへと狼になり、いらんことをしたらのぅと。

 僕【芋かりんとう】が広島弁を駆使して罵声を吐く、予行演習をした。


第22話 怖い顔のおじさんとJK(9)


 でっ、それを、広島弁を。

 四国は、高知県が有名である僕【芋かりんとう】が、広島弁を漏らせば。

 みなさんは何故?

【芋けんぴ】が広島弁をしゃべる。

 話すことが可能なのだろうか? と思い。

 困惑をするだろうと思うけれど。

 実は家の怖い顔のおじさんが取り扱いしている。

 僕【芋かりんとう】達はね。

 四国や九州産まれではなく、広島県は尾道市出身だから。

 僕【芋かりんとう】が自身の気を高ぶらせ、興奮すればね。

 直ぐに【広島弁】が荒々しく出てしまうと告げ、説明をしたところで話しが飛んでしまったので申し訳ない。

 だから僕【芋かりんとう】の説明からまた、家の怖い顔のおじさんと。

 僕【芋かりんとう】達のマドンナである絵里ちゃんとの仲慎ましい?

 まあ、会話に戻るけれど。

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