僕と怖いおじさん(芋けんぴ達の独り言) 第37話 怖い顔のおじさんとJK(24)
#創作大賞2023
#お仕事小説部門#お仕事 #移動販売・対面販売 #ラブコメ・恋愛 #おじさん #駄菓子・豆菓子・珍味・ドライフルーツ #未亡人・JK少女 #女子大生 #人妻
第37話 怖い顔のおじさんとJK(24)
傍から凝視すれば何をしているのだろう? と。
普通の人達は誰でも、不審に思うに違いない。
だから家の怖い顔のおじさんが機転を利かし、絵里ちゃんへと僕【芋かりんとう】他二名を手渡したのは、正解だったのかも知れない? と。
僕【芋かりんとう】が思っていると。
「絵里の親戚の、オジサンのか?」と。
絵里ちゃんの彼氏は、自身の首を傾げる。
そんな彼に絵里ちゃんは、僕【芋かりんとう】をポリポリとリスやハムスターのように可愛く食べる行為を辞め。
「……ん? うぅん。違うよ」と。
絵里ちゃんは、自身の首を可愛く振り。
「家のママが、うちが小さい頃から。あの道の駅でお菓子を購入している店のおじさんでね。うちが小さい頃から知っているから。今はアルバイトもさせてもらっているんだよ。日給もいいからね」と。
絵里ちゃんが彼氏へと微笑みながら告げると。
「そうなんだ?」
「うん」と絵里ちゃんは頷き、僕【芋かりんとう】を彼女の可愛いお口へと入れ。
またポリポリと、可愛い食音を立てながら食べ始めるから。
僕【芋かりんとう】は、絵里ちゃんの彼氏に奥歯でガリガリ、ムシャ、ムシャと、激しい食音を立てて食されるよりも。
絵里ちゃんの可愛い前歯でポリポリと小さい食音で食べられる方が。
僕【芋かりんとう】は大変に気分もよく、清々しいから。
『あぁ~、あぁ……。絵里ちゃんもっと僕の身体を噛んで、虐めてよ。お願い。お願いだよ。殿むよぉ~』と。
少しマゾ気のある僕【芋かりんとう】が自身の身体を火照らせ、変な声を出しつつ、歓喜していると。
「そうか」と。
絵里ちゃんへの彼氏が、納得したような声色で彼女へと言葉を返せば。
彼も絵里ちゃんの行動につられるように。
僕【芋かりんとう】を、自身の口へと入れ、ガリッ! だ。
ガリガリ、ムシャ、ムシャと絵里ちゃんの彼氏は。
また僕【芋かりんとう】の身体を荒く、激しく。
自身の奥歯で噛み砕き、磨り潰すように食するから。
僕【芋かりんとう】の身体は激しく、痛くて仕方がない。
まあ、ないのだよ。
特に僕【芋かりんとう】はね。
女の子、女性に身体を噛まれる場合は、自身の気持ちも高ぶり、テンションも上がり。
僕【芋かりんとう】の、この神々しい身体も火照り、変な気持ちになるから。
僕【芋かりんとう】の身体中にアドレナリンが周り、痛みを全く感じず。
『カ・イ・カ・ン……』、
『うぅ~ん、気もちいい~』となるからよいのだけれど。
男の子、男性に噛まれ、食される場合はね。
僕【芋かりんとう】の気持ちが高ぶらない。
火照ることも先ずありえないから。
僕【芋かりんとう】の身体中にアドレナリンが回ることはないから。
『うぎゃっ! うぎゃっ!』、
『うぅ、うううっ。痛い! 痛いよ!』、
『ちょ、ちょっと。ちょっと。絵里ちゃんの彼氏……。僕の身体を頼むからそんに激しく噛まないでよ! 僕【芋かりんとう】の身体が痛くて仕方がないじゃないか!』と。
僕【芋かりんとう】の口から絶叫交じりで不満ばかり漏れるし。
まあ、漏らしていると。